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Tory Lanezが現行のラップシーンを「酷いことになってる」と批判
先日リリースされた最新作『Chixtape 5』も話題のTory Lanez。そんな彼が、現在のラップシーンについて物申している。
XXLによると、Tory Lanezは今週火曜日にHot 97の番組『Ebro in the Morning』に出演し、現在のラップシーンにとって自身の『Chixtape 5』が必要な作品だったと語っている。彼は「今のラップを見てみろよ。酷いことになってるだろ?ラップは退屈になってるように感じる。オートチューンをかけて、フッドの仲間について歌って、そんなサウンドしかないんだ。もう良いだろ。みんなが同じような曲をやり出して、音楽が同じ様な物ばかりになって、同じドラム、同じキック、同じスネア、同じハイハット、同じパターンを繰り返し聴くんだ。そろそろ俺が“今酷いことになってるぞ”って言うべき時なんだ」としており、現在活動しているアーティストの多くが「同じような」曲ばかりをリリースしている状況に飽き飽きしている様子を見せた。
Tory Lanezが言うところの現在のラップの潮流を作り上げたのはYoung Thugだと彼は考えているようで、「今のラップスタイルの75%は彼が原因」だとして評価とも批判とも取れるコメントを寄せている。
確かにYoung Thugがシーンに与えた影響は絶大であり、それ以降彼に影響を受けたラッパーが増えたことは間違いない。Tory Lanezの弁も一理あるが、ラップには決まったフォーマットの中でスキルを競い合うという側面もあるため、一つのスタイルが多くのラッパーに踏襲されることを一概に批判するのも難しいところだ。
Tory Lanezが登場した『Ebro in the Morning』の全編はこちらから。