アラバマ州の妊娠中絶禁止法成立を受けてTravis Scottがグッズの売り上げを全て妊娠中絶を行うNPOに寄付することを発表
先日、アラバマ州で成立した妊娠中絶禁止法。性犯罪による望まない妊娠を含め妊娠中絶を完全に禁止するこの法律に対しRihanna、Lady Gaga、Billie Eilishを始めとする女性アーティストたちが抗議の声を上げていることが報じられているが、そんな中Travis Scottが自身のマーチャンダイズの売り上げを全て妊娠中絶や経口避妊薬の処方を行うNPO団体Planned Parenthoodに寄付することを発表した。
Complexによると、Houngout Festivalに出演したTravis Scottはライブ中に「今日は、俺のグッズの売り上げを全てPlanned Parenthoodに寄付しようと思ってる。俺はみんなを愛してるし、みんなにも愛が俺たちの持てる中で最も強い物だってことを知ってほしい」と発表。その後自身が参加したSZAの“Love Galore”をパフォーマンスし、観客からは大きな歓声が上がっている。
Travis Scottは妊娠中絶禁止法に対して直接的な言及を行なっていないが、Offsetは自身のTwitterにて「新しい法律は奴隷制だ。レイプの被害者に子供を持つことを強いるのは奴隷制だし、俺はアメリカ出身だということを誇りを持って言えない」と、アラバマ州の決定に対し怒りを直接的に表明している。
New laws is slavory
To force a rape victim to keep a child is SLAVORY IM NOT PROUD TO SAY IM FROM AMERICA!!!— OFFSET (@OffsetYRN) May 18, 2019
様々なアーティストが声を上げ、また各々の方法で反対運動や妊娠中絶を行う医師、団体へのサポートに動き出しているようだ。悲観的にならざるを得ないアメリカの現状だが、このようにアーティストたちが率先して動きそれにファンたちが続くことによって、何かが変わっていくこともあるかもしれない。