2 Chainzが初めてのレーベル契約の前にツアー用のバスを買ったことを明かす
音楽シーンのみならず、どのような業界においても将来お金を稼ぐために、今お金を使っておく、いわゆる先行投資は必要だ。2 Chainzは若いときからその事を理解していたのかもしれない。先日、LeBron JamesがA&Rを務めたニューアルバム『Rap or Go to the League』をリリースしたばかりの2 ChainzがThe Ringerのインタビューに登場。自身が初めてレーベル契約を果たす前に、ツアーバスを買ったことを明かした。
「俺がストリートでの生活を通して学んだことの1つは(経済の)循環が全く無いよりも、緩い(経済の)循環がある方が良いってことだ、だよな?」と語る2 Chainzは続けて、「俺は何も無いよりはあるほうがマシだってことを学んだんだよ。俺はレーベルと契約する前にもう、ツアーバスを1台買ったんだ。なぜならチタリン・サーキットで100万円以上稼いでいたからな。だから、俺はアメリカ南部の州は南部出身のアーティストの面倒を見てくれるおかげで、田舎のアーティストが稼いで、成功を収められるってことを知ることが出来たんだ」と南部の人々に感謝を述べるとともに、若い頃から経済の仕組みを理解していたことをほのめかしている。
ちなみにチタリン・サーキットというのはアメリカ南部の街ごとにある黒人の人々が集まるスポットの総称で、力のあるエンターテイナーはそのスポットを巡るだけで充分なお金を稼げるそう。若い頃から、このような地道な努力をしていたからこそ、今の2 Chainzがあるのかもしれない。いずれにせよ、今の音楽シーンにはレーベルとアーティスト間の問題が多発しているが、2 Chainzのように経済の仕組みを理解していた方がシーンを生き抜いていけるのは明白だといえるだろう。