OffsetがDonald Glover制作のMigosパロディコント『Friendos』をあまり良く思っていないと明かす
先週金曜日にソロアルバム『FATHER OF 4』をリリースしたOffsetが、GQの企画「Undercover」に登場した。
「Undercover」はセレブ本人がSNSアカウントを作り、Reddit、Twitter、YouTubeなどに寄せられた自身に対するコメントに直接返答するというもの。Offsetは愛娘Kultureちゃんの名前の由来や、あまりに豪快なお金の使い方で話題となった「Carpool Karaoke」に登場した際のエピソードを披露した。そんな中、Childish GambinoことDonald Gloverが制作しSaturday Night Liveで放送されたMigosパロディのコント『FRIENDOS』について語っている。
『Friendos』は、Migosそっくりなグループ「Friendos」を描いたもの。ビッチを囲い幸せな生活をしているはずのFriendosの三人は、なぜか心に不安を抱えているため週2でAngelaというカウンセラーのもとに通っている。劇中ではQuavoそっくりなメンバーとOffsetそっくりなメンバーが「欲しかったランボルギーニを先に買われた」という原因で喧嘩をしており、カウンセラーが見事なアドバイスで問題を解決。三人でハグを交わし、同じくカウンセリングに通っているA$AP Rocky(本人)がサプライズで登場してコントは終了する。
最先端のラップとメンタルヘルスの問題をユーモラスに描きDonald Gloverらしさが溢れるこの作品は高い評価を受けており、「SNL史上最高のコントの一つ」とも呼ばれている。しかし、Offset本人はこれをあまり良く思っていないらしい。「正直、俺たちはこのコントがあまり好きじゃないんだ。だって、本物のMigosとは正反対だから。俺たちは互いのことが好きだし、喧嘩もしない。まるで、俺たちがバカみたいに描かれているように感じたんだ」と語る彼は、コントの内容がMigosをバカにしているように感じてしまったようだ。
確かにMigosの三人が実際に喧嘩をしてカウンセリングに通うことは無さそうだが、Offset本人はコント同様に離婚の危機にあった妻Cardi Bとの関係を修復させるためにカウンセリングに通っている。形は違えど『Friendos』は現実を予言していたのかもしれない。
ちなみに、以前同じく「Undercover」に登場したQuavoは『Friendos』について「面白いと思ったよ。俺はみんなが俺たちのスタイルを真似してくれるのが大好きなんだ。みんなが俺たちになりたがってることは知ってるし、もっと俺たちみたいな格好をしてほしい。ハロウィンでMigosの仮装を見かけたら、一番良い仮装をしてる人には俺のチェーンをプレゼントするよ」と、Migosのスタイルをコピーしているという点でコントを気に入ったと語っている。
Offset本人は嫌っている『Friendos』だが、無意味にアドリブを繰り出し爆笑を誘うTakeoffそっくりのキャラクターやMigosのスタイルを見事に再現した楽曲、そして少しだけ泣かせる結末と見所満載な内容となっている。Migosのファンの方はぜひご覧になってみてはいかがだろうか?