Mac Millerが生前にMadlibとのコラボアルバムをレコーディングしていたことが明らかに

昨年9月に急逝したMac Miller。結果的に遺作となってしまったアルバム『Swimming』をリリースした直後の死は多くのファンを悲しませたが、なんと彼の未発表アルバムをこれから聴くことが出来るかもしれない。

プロデューサーのThelonious MartinがDJ Boothのインタビューで語ったところによると、Mac Millerは昨年夏にMadlibとのコラボアルバムを完成させていたのだという。Martinは昨年のPitchfork Music FestivalにてMadlibが聴いたことのないMac Millerの楽曲を流しているのを聴いたとのこと。「俺たちが”Guidelines“を作っていたとき、彼はずっと別の曲に興奮していたんだ。”Madlibと作ったアルバム『Maclib』が出来た”って言ってた。その後MadlibとPitchfork Music Festivalで会った。彼はDJで15分くらいMac Millerとの曲を流していたから、俺は”こういう曲がもっとあるのか?“って聞いたんだ。そしたら”ああ、フルアルバムだよ。『Maclib』だ”って言われて、俺は”マジか!マジか!“って感じだった」と彼が話していることから、Mac MillerとMadlibは昨年夏の時点でアルバム『Maclib』を完成させていたようだ。

Martinによると『Maclib』が正式にリリースされる予定は今の所ないそうだが、Madlibの意向次第では同作のリリースは十分実現し得るという。ファンにとっては思わぬ朗報だが、果たして『Maclib』は今後リスナーのもとに届くのだろうか?

RELATED

故Mac Millerの遺作『Swimming』と『Circle』のアナログボックスセット『Swimming in Circles』が発売

2018年、突如としてこの世を去ったMac Miller。彼が死の直前にリリースしたアルバム『Swimming』と、今年1月に最後のアルバムとしてリリースされた『Circles』の2作のアナログバージョンをまとめたボックスセットの発売が、Mac Millerの遺族によって発表された。

故Mac Millerのデビューミックステープ『K.I.D.S.』の10周年を記念しアナログバージョンがリリース|未発表曲2曲を追加したデラックスバージョンも配信

2018年にこの世を去ったMac Millerのデビューミックステープ『K.I.D.S.』のリリースから、今年で10周年。今回、そんな同作のアナログバージョンと、未発表曲2曲を追加したデラックスエディションがリリースとなった。

Ariana Grandeが故Mac Millerについて「彼にとって音楽以上に大切なものは無かった」と語る

2018年に薬物の過剰摂取によって命を落としたMac Miller。生前の彼について、かつての交際相手であり先日はJustin Bieberとのコラボ曲”Stuck with U“をリリースしたAriana Grandeが語っている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。