Travis Scottがカンザスシティでのライブで「ありがとうセントルイス」と違う都市に対しシャウト

ライブに頻繁に足を運ぶ人は、アーティストが会場のある都市名をシャウトしている場面を一度は見たことがあるはずだ。その際に彼らが誤った街の名前を口にしてしまうという珍事がごく稀に起こるが、今回Travis Scottがそのようなミスをして話題となっている。

先週の日曜日「Astroworld Tour」でミズーリ州のカンザスシティを訪れたTravis Scottは、普段通りに最高なパフォーマンスを行なった。ライブの最後の曲が終了し、皆が歓声を上げる中、Travisはステージ袖にはけながら「ありがとう、おやすみセントルイス。愛してるぜ」とシャウト。歓声が止むことは無かったが、観客も冷静になった後に違和感が残ったことだろう。彼はその後に訂正を行うこともなく、そのまま何事もなかったかのように立ち去っている。

実際のところ、Travisはカンザスシティでのライブの翌日にセントルイスを訪れる予定であった。ライブをやり切ったという満足感とともに、少し気持ちが先走りすぎたのだろう。

アメリカではかつて、サウスウエスト航空による「ラッパーがMCで都市名を間違える」という内容のコマーシャルが放送されていた。どこか別の都市でライブを行なったラッパーが「ありがとうデトロイト!」と叫んだところ観客が静まり返り、グループのメンバーに「デトロイトは昨日だよ」と耳打ちされ恥ずかしさのあまり飛行機に乗って逃げようとする、というあらすじである。

そのため、「セントルイス!」と叫んだTravisの様子を見て上のCMを思い出した者も多かったようだ。

日本では、真偽は不明だが人気ロックバンドGLAYのボーカルであるTeruが山形でのライブで「ありがとう、岩手!」と叫んだ、という噂が囁かれている。また、SUMMER SONICやフジロックフェスティバルに出演した海外アーティストが「東京!」と叫んでしまうことも多い。

このようなうっかりミスをしてしまう程、Travis Scottもライブで疲れ切っていたのだろう。人間らしい一面が見られるニュースであった。

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