Ja Ruleが『Fyre Festival』の贖罪としてライブの観客に自身を罵らせる
NetFlixにてドキュメンタリー『FYRE/夢に終わった史上最高のパーティ』が公開されたことで、2017年に開催され伝説的な大失敗に終わった音楽フェス『Fyre Festival』が再び注目を集めている。同イベントにはラッパーであり実業家のJa Ruleも共同主催者として関わっており、その責任を問われていた。そんな中、Ja Ruleがライブ中に『Fyre Festival』の件への言及を行い話題となっている。
ニュージャージーでライブを行なったJa Ruleは、途中のMCで「みんな、あのことでちょっと怒ってるだろ」と『Fyre Festival』に言及。その後観客に中指を立てて手を上げるよう呼びかけ、「みんな俺に続いてくれ、“Fxxk You Ja Rule”」と自身を罵るコールアンドレスポンスを行なった。
Ja Ruleは以前Twitterにて「俺も被害者の一人だ」と発言し責任が無いことをアピールしていたが、顰蹙を買ったために今回の行動を通じて謝罪を行いたかったのだろうか。
I too was hustled, scammed, bamboozled, hood winked, lead astray!!!
— Ja Rule (@Ruleyork) 2019年1月20日
実際のところJa Ruleが『Fyre Festival』チームの中で果たした役割は広告とプレゼンテーションのみであり、主催企業『FYRE』のCEOであるBilly McFarlandと比べ責任は軽いとも言える。しかし事前に大風呂敷を広げ無理に帳尻を合わせようとしたことが失敗の原因となり、結果的に多くの人間が損害を受けることとなってしまった。詳しくはドキュメンタリーを参照のこと。
詐欺の片棒を担いだJa Ruleが非難を浴びるのは仕方のないことだが、ある意味彼も『Fyre Festival』によって人生を狂わされた一人と言えるかもしれない。