KehlaniがR. KellyとXXXTentacionへの批判に対し持論を語る

Apple Musicの番組「Sunday Gems」に出演したKehlaniが、罪を犯したアーティストの楽曲を「ミュート」する運動に対して独自の考えを述べている。

ドキュメンタリー『Surviving R. Kelly』の公開によって性的暴行の実態が明るみになり、音楽業界から追放されようとしているR. Kelly。そんな彼の楽曲を再生しないようにする「#MuteRKelly」キャンペーンが盛り上がりを見せていることについて、Kehlaniは「曲を再生しないという行為そのものは、私はサポートしていない。何か危険だったり最悪な気分にさせられるような物に対して、あなたは自由に怒りを示す権利がある。それに対して境界線を引く権利もね」としながらも、「あなたが潜在的に、彼らが他の人を危険に晒しているよう感じるならばそれについて大声で話してほしい」と、楽曲を聴かないだけでなく抗議の声を上げるようリスナーに呼びかけている。

また、Kehlaniは昨年の6月に亡くなったXXXTentacionがDVの疑惑を抱えていたことについて、「たとえ彼がそれに値するだけのことをしていたとしても、彼を排除しようという動きには傷ついた。人々が憎しみを向けているような気がしたから。私が彼を支持するという訳じゃないけど、時には私たちが人をいじめて良いと思っているような気がする」と、彼が犯した罪はもちろんのこと人々の厳しい反応にも同じだけ辛い思いをしたと明かしている。「私が見たものは痛みだった。彼の暴力を支持することは絶対に無いけど、あらゆる方向から痛みを感じて辛かった」と語る彼女は、人が人を傷つけることを絶対に受け入れられないと考えているようだ。

以前ライブ中にR. Kellyを擁護したことで批判を浴びたErykah Baduも「傷ついた人を全て癒したい」と語っていたが、非人道的な罪を犯した者に対して憎しみを向ける人が大勢存在することについて悲しみを抱く彼女と同じ立場をKehlaniも表明している。性犯罪や暴力に対して憤りを持つ気持ちは当然だが、抗議と憎しみの間の線引きを考えることがそれらの問題に対処する上で必要なことなのかもしれない。

Kehlaniが出演した「Sunday Gems」はこちらから聴くことが出来る。

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