XXXTentacionがDVを示唆する発言をしているテープが流出
今年6月に銃撃され、20歳の若さでこの世を去ったXXXTentacion。彼といえば、死後も多くの音源やMVが発表されていることからも分かるように、独特の音楽性や死生観が特徴の1つだったが、生前の数々の犯罪歴もまた彼の特徴の1つであった。
そんなXXXTentacionは遡ること2年前の2016年10月、当時の恋人だった妊婦に対する暴力を初めとする4つの罪で逮捕されていた。
彼はその時、自身のSNSなどで無実を主張していたのだが、今回Pitchforkが上記の逮捕の前後に録音されたとみられるテープを入手。
このテープでXXXTentacionは自身の妊婦に対する暴力を認めるかのような発言をしている。
「彼女はいつも失敗する。俺が彼女をめちゃくちゃにするまでな。俺が彼女をめちゃくちゃにするのは、あいつが間違いを犯すからだ。今、彼女は怖がってる。あの女は自分の人生が怖いんだ。」と彼はDVをほのめかした。
また彼は2016年1月にアメリカはディアフィールドビーチで起きた複数の人々が殺傷された事件にも言及。
「お前も見ただろ。俺が人々に何をしたのか。」とテープ内で相手に語りかけた彼は、上記の事件での負傷者は3人と報道されていたが、実際に負傷したのは8人だったと主張。自身が犯行に関わっているかのような口ぶりだが、この事件で逮捕者は出ていないため真実は闇の中だ。
そしてXは「彼女も(犯行のことを)知ってるよ。彼女も見ていたからね。オーランドから俺が戻ってくるときに見ていたんだ。それで俺が戻ってきたとき、彼女は新しいラップトップを持ってた。俺の顔に涙は流れなかった、悔いもなかった。俺はただ自分が牢獄に入ることを分かってた。彼女も分かってた。だから彼女は怖がっていたんだ。彼女は俺が自分を殺そうとしていると思ってたんだ。」と続けている。彼の独特な人間性がひしひしと伝わってくるような言動だが、いずれにせよ、なぜこのタイミングでこのようなテープが出てきたのか、出所が気になるところだ。