DJ Khaledが仮想通貨ビジネスの利益を横領した罪で起訴される

DJ Khaledが仮想通貨詐欺の容疑で起訴されていることが分かった。仮想通貨を用いたクラウドファンディングで投資された金額を開示しなかったことが原因だという。

証券取引委員会が発行した資料によると、KhaledはCentra Tech Inc.から受け取った50000ドル(約560万円)の明細を公表しなかったとのこと。彼は自身のSNSアカウントを「ゲームチェンジャー」であるとして投資を募っていた。

Khaled自身はこの疑惑に対して沈黙を保っているが、裁判所から命じられた却下金50000ドル、10万ドル(約1100万円)の罰金、及び2725ドル(約30万円)の利益の支払いには同意している。さらに、今後2年間自身の有価証券や仮想通貨を宣伝することが出来なくなってしまうようだ。

アメリカ合衆国財務省のSteven Peikinは、この事件について「投資家は有名人の支持に慎重になるべきだ」と語る。また、「投資家はソーシャルメディアに掲載された投資アドバイスを疑うべきだ。セレブの知名度に基づいて投資の意思決定を行なうべきではない」ともコメントした。

確かに、仮想通貨などインターネット上のビジネスで有名人が投資を募っていればファンは簡単に投資をしたくなるかもしれない。だが、その前に一呼吸置いて正しい判断をすることが大切なのだろう。

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