【インタビュー】Kiki Kudo | ライター工藤キキがNYに移住して音楽作品をリリースするまで

新しい音楽が立ち上がるのはコミュニティからだとしたら、音源から想像するKiki Kudoを取り巻く今の環境はとても謎めいていて軽快で楽しそうだ。都内でライターやキュレーターとして活動をしていた工藤キキの姿を、朝までクラブで遊んでいる最中に見かけた人も多いはず。彼女は2011年にジャーナリスト・ビザを取得してニューヨークに移住。DJとしても活動しながらビーガン弁当のブランド「CHISO」を立ち上げて人気を博している。

そして気付くと自作曲をリリースするまでに。最新作となるEP『Splashing』は、ニューヨークのハウスミュージック・シーンの若手注目株Anthony NaplesによるレーベルInciensoからリリースされた。作曲のキャリアは約1年にもかかわらず、海外の『i-D』や『Fact』などでも記事が公開され、日本人としては快挙と言える活躍ぶりだ。

音と戯れているかのようなジャンルレスなエレクトロニック・ミュージックは、本人曰く「ナノテク・ポップ、シンセ・ジャム、キッチン・ウェーブ、リスニング・テクノ」とのこと。だが、これは言葉遊びで、ジャンルやハッシュタグによってコミュニティがセパレートされた現代のリスナーの感覚をときほぐしてくれる音楽体験を意識しているはず。

この予想もしないリリースの経緯を伺うために、オンラインで取材を行った。ソーホーに住むKiki Kudoの自宅は深夜0時。平日にもかかわらず開催中のホームパーティを抜け出して、ビデオチャットでFNMNLの事務所に接続してもらった。通信状況の悪い中、身振り手振りを交えてリラックスした対話となった。

取材・文:高岡謙太郎

写真(PCの写真以外):Naoko Maeda

ジャムセッションから作曲活動へ

- Facebookのビデオチャットがやっと繋がりましたね。

Kiki Kudo - 部屋がパーティ中なので、階段に行きますね。ダンボールを椅子にしてオフィスができました(笑)。

- ざっくりでかまいませんが、今回のリリースに至るまでの経緯をお聞かせ頂けますか?

Kiki Kudo - ざっくり話すと、震災後の日本に馴染めず2011年にニューヨークに引っ越しました。英語もよくわからなかったんだけど、ファッションと音楽でなんとかなるだろうと、お気に入りの服とありったけのCDを持って渡米しました。最初の2年ぐらいは、朝の8時まで飲み続けるよーな東京の遊び方に慣れ過ぎていて、ニューヨークのバーやクラブは基本4時に閉まるのですが「4時?まだ早いじゃん」で結局最後までパーティーにいる人になり、そこで新しい友達をつくることになったり……。その頃、よく遊びに行っていたのが285 Kentという今は無きベニューで友達が企画していた「Lit City Rave」というDJ RashadとかRP BooとかDJ Deeonとかを呼ぶようなJukeのパーティにはよく行ってましたね。

音楽制作に関しては、その後2014年にGeorgiaの2人に出会ったのが大きいですね。メンバーのBrian Closeが非常に面白いキャラクターの人で「DJしてるんだったらシンセにドラムマシーンもいじれるんじゃない? 音楽なんて誰でも作れるよ!」という超軽いノリでElectribeとかを貸してくれたことが音楽制作のはじまりかな? 今まで音楽なんて特別な才能がないとできないと思い込んでいたので……。そこから「今夜はジャムセッションだ!」 って誘われて、コンガ叩いたりパーカッションや今では笛まで吹くようになり……。セッションに参加するようになったんですよ。

- セッションは家でするんですか?

Kiki Kudo - 3年前までGeorgiaはチャイナタウンのCanal Street沿いにチャイニーズオペラ(京劇)の人たちと大きなスタジオをシェアしていて、LaraajiやSun Arraw、Daniel Carterっていう有名なフリージャズのサックスプレイヤーが来たりして。そこは音が出し放題でジャムセッションをよくしてました。今はソーホーにあるロフトの7階に住んでいて、ほとんどオフィスで誰も住んでいないんです。ここも音が出し放題ですけど以前に比べると、友達とディナーの延長でジャムになだれ込むみたいな感じで、こぢんまり集まっています。ニューヨークは音を出せる空間がなかなか少ないので、この流れはとてもラッキーです。

- 部屋がスタジオになっているというか。

Kiki Kudo - そうそう。爆音が出せるので。はは。それにBrianはほとんど家でレコーディングをしています。スタジオとキッチンしかない家で、月に数回、数人の時もあるし、大人数に発展していくようなドラムサークルの時もあるし。なんとなくジャムセッションのメンバーがいて、Onyx CollectiveのAustinとか、Thomas Bullock、若手のアーティストのGrave、Rockers NYCのMarcusと彼の従兄弟のIke&Taganのジャマイカンズ、あとベーシストのJimmy Seitan、ファッションデザイナーのThree As fourのGabi、ミホちゃん(Hatori)などなど、みんなで集まってコンガやジャンベにエレクトリックドラムをを叩いて、これはジャムセッションでありサウンドヒーリングですね。私はシェイカーやプラスチックのパーカッションとかフルート……。ハーモニーになるようなものを意識しています。

日本にいるときは機材を触ることに抵抗感を感じていたんです……。日本の価値観はちょっとジャッジメンタルなところがあって、羽目も外せないし、失敗したら笑われるかもといった恐怖もあったし。知識があるのは越したことはないんですけれど、日本はDJひとつにしてもある程度「ダンスミュージックの歴史を知らないと」な空気がありますよね。でもニューヨークに来た時に驚いたのは、ジャンルやレーベルを知ってる人はけっこう超一握りで、「ミニマルテクノ、なんだそれ?」みたいな(笑)。

- 知識とかいらないんですか。

Kiki Kudo - みんな音楽を聴いてる量はハンパないですが、ジャンルとかそういう部分を強調する人は少ないですね。でもそれが良い部分で、私にとっては入りづらかった障壁がなくなったというか。そんなこんなで、ポイっと楽器を渡されて以降それが楽しくなって。ゲームというか、間合いの呼吸でキャッチボールする感じでセッションして、みんなでハーモニーを作りあげるというのかしら? 調和とか協調性をすごく学びました。みんなでグルーヴを作り出してピークを一緒に見に行こうという感じかな? ニューヨークの人はすごく優しいんですね。お互いヘルプをしあうし、こっちに来てからケンカとか一度もしたことがないんですよね、ラッキーなことに。

美術館での人生最高のDJ経験

Kiki Kudo - そんなことをしているうちに、2016年に私のDJの頂点を体験してしまって(笑)。MoMA PS1(美術館)で開催される「Warm Up」という夏の祭典があるんですが、そこでDJ Stingray、Theo Parrish、Lena Willkensと、Kudo Kikiというラインナップで出たんです(笑)。

その経緯は、RVNG Intl.っていうニューヨークのエクスペリメンタルのレーベルがあって、オーナーのMatt Werthはレコード業界では信頼の厚い人で、Warm Upのキュレーターのひとりなんですよね。Georgiaとも一緒に音楽をやったりしてるので知人で、そのMattに私のミックステープを渡したのがキッカケだと思う。2016年にBlazer Sound SystemというレゲエのDJクルーをやってる友達のNathen Corbinのカセットレーベル〈Zero Balance〉から出したミックステープで、Mattに「Warm Upに出してくれたら、日本から家族呼ぶから」とか冗談言ってたら本当に出ることになった。 家族は呼びませんでしたが(笑)。

- 他のメンツがすごい(笑)。

Kiki Kudo - ラッキーだったんですよね。その後、2017の新年の抱負で「DJ中にさりげなく自作の曲をかけて、 これは誰の曲だい?って声をかけられてみたい」(笑)という、いい加減な動機で曲を作り始めたらすごく楽しくて。できたらSoundCloudにあげて、自分で聴く。 デリバリーとか仕事に行くときにヘッドホンで聴いていました。ちなみに本当に声かけられるのですが……。

2017年の秋に、ベルギーの『Meakusma Festival』に呼ばれたんです。レーベルのオーナーのMichaelから「アンビエントセットにしてね」と言われたんだけど、そこまでアンビエントの曲は持ってないどうしよう……じゃあアンビエントみたいなのを作ろうと思い立って、作った曲はEP「Splashing」にも入ってます。そしたら、セットが終わった後にある男性が寄ってきて「キミキミ、最後から2番目の曲は何だね?」と言われて(笑)。「えー、私の曲ですー!」(笑)。

- 叶った(笑)。

Kiki Kudo - 「リリース決まってるの? Kassem Mosse知ってる? 〈Workshop〉は知ってる?」って聞かれて 「知ってる!」(笑)。で、最初はあまり信じてなかったんですが、フェスで声かけるとかよくありそうで……。その方はWorkshopのオーナーのEven Tuell で、彼はAirbag Craftworksというアパレルもやっていて、Workshopのリリースはアパレルの合間に続けているので、いつになるとははっきり言えないがリリースしたいと、、真面目な方でそれからずっと連絡をとり続けていて、来年の春に出るみたい。Inciensoに至るまでは、Cav EmptのToby(Feltwell)からよくAnthony(Naples)の話は聞いてたり、Proibitoのリリースも知ってたけど、当時会ったことなくて。ある夜偶然パーティで会って挨拶しただけだったけど、その後、私のSoundCloudの曲を全部聴いてくれたみたいで、〈Incienso〉でリリースしたいと連絡くれたのでした。それから、Jennyと一緒にうちにも遊びに来たり、「ほんとにするのー、気が変わってもいいんだよー」 とかジョークを言ってたりしたけど、ほんとにリリースしてくれた! 若いのにめっちゃ真面目な人です。

Kiki Kudo流の作曲法

- 東京に居た時は曲を作ってなかったですよね。

Kiki Kudo - 作っていなかったです。そういう環境にも居なかったし、恥ずかしかったのもあって。こっちに住んでいるのと年齢を重ねたということもあり、歳とると恥ずかしいことが少なくなっているんですよ、 狂ったように太鼓を叩いたりしても(笑)。

- リリースした楽曲はどうやって制作されましたか?

Kiki Kudo - いつもジャムセッションをする延長線上で、パーカッションを生楽器からエレクトロニックのソフトウェアに変えただけ……という感じですかね? iPadのドラムマシンのアプリをいくつも使って。始めてみたら楽しくて、あんまり考えたことなかったんですけど、私はゲームが好きなんですよね。

- ゲーム感覚でやっているというか。

Kiki Kudo - 本当にそんな感じで作っているのは確かです。iPadだけで作っているんですけれど、KORGのアプリやドラムのアプリがあって、ドラムマシンやシンセサイザー、サンプラーなんかが簡単に大量に手に入る。

- それだけで作っているんですか(笑)!

Kiki Kudo - でも、録音はライブなんですよ。メロディのシーケンスを展開ごとにたくさん作って5分ぐらいの時間を決めて、ほとんど一発録りで録音をしています。今回リリースされた曲は全部そうやって作っています。

音楽が生活と溶け込んだライフスタイル

Kiki Kudo - ほとんどが音楽で繋がっている友達ばかりですね。今はアートショウとか全然見に行かなくなってしまって……。私はBrianと1月に結婚して。Brianがほんとに、クリエイティブな人だし、機材を用意したりクリエイティブな場所をつくるのにも労力を出し惜しみしないタイプで、個性的なゲストがいつも遊びに来てくれます。ホームパーティではゴハンした後はみんなでジャムセッションに発展する感じで、ミュージシャンの人もノンミュージシャンの人も来るんですけど、みんな音楽が好きが集まってますね。

- どういう方々が集まってるんですか?

Kiki Kudo - ヒッピーだよ、ヒッピー(笑)。

- 60年代のヒッピーと違いますよね?

Kiki Kudo - 同じような……けど、ロックではなく根底にフリージャズがあったりする感じですかね。ニューヨークの人たちはジャズが大好きで、マイルスやドン・チェリーのおもしろさはニューヨークに来てから知りました。

- DJカルチャーには最近関係ありますか?

Kiki Kudo - 最近はあまり出歩かないですね。自分かBrianがやる時ぐらい。この夏、3回ぐらいプレイしたのが若いチャイニーズの子たちが経営しているMood RingっていうBushwickにある新しいヴェニューでBossa Nova Civic Clubの向かいにあるんですけど、Mood Ringの方がダンスフロアが広いですね。お客さんが店についていつも混んでます。

そうだ ! (DJ)NOBUくんがBunkerという有名なテクノパーティでニューヨークに来ていてカジュアルに1000人を相手にしている雄姿をみました!

-  平日は何をしていますか?

Kiki Kudo - 普段はアートスタジオのランチのシェフをやっています。『サラメシ』みたいな(笑)。アーティストのスタジオで、週3日そこで働く人のためにヴィーガンランチを作る仕事です。NYはアートスタジオに専属シェフがいるところも多いです。私がソーホーに引っ越してから、パーティで友達にご飯を作ったり、ケータリングの仕事をしてたのが、この仕事にとても活用されてます。料理はやはり、量を見極めるのが大事で……。例えば60人前のカレーに玉ねぎが何個いるのかという計算ができないと……。はは。

- ホームパーティで感覚を養ったということですね。不思議な生活で、音楽も仕事も話の流れで進んでいて、東京に住んでいた頃と全然感覚が違いますよね。

Kiki Kudo - 全然違います。良かったことはケンカをしたり、イラっとしなくなったんですよね。なぜかと言うと、英語で言えないぐらいだったら言わない方がいいと考えるようになったから。「言い返したいから英語を勉強する」という話はありますが、自分は言わなくて良かったことがすごくある。私はライターでもあるので、日本語の場合いくらでも言葉を使いたおせたけど、言葉って時に凶暴になりえて、たまにそういう使い方をしてたと思う。もう昔のBFにはあんな酷いこと言ってゴメンと謝りたい(笑)。英語ではそこまでボキャブラリィがないので、ちょっと待てよと考えてるうちに……まあ言わなくてもいいか(笑)。つーか、罵倒する言葉なんて覚えなくていいよね、そんな言葉を使わない生活の方がいいなあ。あとほとんどのイライラの原因がミスアンダースタンディングで、誰も悪くないよと(笑)。みんないい人。あとニューヨークは上下関係もないからすごい楽。自分の趣味趣向がある程度確立した大人になってから引っ越して来たので、日々エキサイティングなニューヨークだけどあまり目移りしないで済んだのが良かったのもありますね。

-  年を取ると逆にチャレンジしなくなる人が多いと思いますが。

Kiki Kudo - ニューヨークで生きるのは本当にタフだけどエンジョイしないと。それはニューヨークで会ったたくさんの人たちが教えてくれたと思います。それに新しいことをスタートするとみんな応援してくれる。コミュニティに対する愛情がすごくて「みんなで上がっていこう!」という雰囲気をすごい感じますね。日本でたまに感じた、クールな人に対して「鼻につくわね」っていう感覚、ニューヨークというか私の周りにはないような気がします。ニューヨークの人は、クールな人に対して素直に「友達になりたいわー」って思う人ばっかり(笑)。すごい変なアゲ感があるんですよね。はは。

それと私が強く感じたのは、私のニューヨーク感だけでなく、それぞれのニューヨーク感もあるんですよね。ニューヨークに住む人それぞれの人物関係や都市感とか、みんなそれぞれのヒエラルキーや『セックス・アンド・ザ・シティ』があるみたいな。はは。だから、どこが一番とか言えない。それぞれ風景の見え方がある。見え方が違うから、それぞれのニューヨークをリスペクトし合っていると思います。

KIKI LONG SLEEVE T Available from tomorrow at C.E Shop, Tokyo

CAVEMPTさん(@cavempt)がシェアした投稿 -

ニューヨークに住んでみてわかった感覚

- 日本を離れてみて、日本に対してどう思いますか?

Kiki Kudo - 帰りたくない。万年家出少女と呼ばれてもいい(笑)。

- でもアメリカもトランプ大統領がいたりしますよね?

Kiki Kudo - もちろんトランプは最悪なんですけれど、それによって「ニューヨークは”アメリカ”ではない」と言われ続けてきたことが崩壊しましたよね。人種の坩堝のニューヨークシティでWhite Supremacy(白人至上主義)なんて言葉を聞くなんて、誰もが予想してなかったと思います。トランプになったときは本気でみんな震えていたから、次の行動に移さねばという危機感は感じます。とはいえ政府が崩壊していることに受けてプロテストするという衝動はないですね……。自分のスタンスは、とにかく逃げ切るしかない、という感じでしょうか? 走りきるしかない。ジャムをしたり音楽を作ってる時もBrianに「音を止めるな、最後の一人でもいいから止めるな」と言われたことで自信というか根気が付いた経験もあるので。

とはいえ、そんな日本には帰りたくないと思いつつ、生まれて初めて日本を誇りに思ったのは「お前はHarry(細野晴臣)と同じ国に生まれたのか」「Sakamotoと同じトライブか」と来た頃いろんな人からよく言われて驚きました(笑)。リアルにクールな先人のおかげで、日本人ってだけで扱いが違うと思います。 川久保玲さんとかヨージ(ヤマモト)さんとかみんな大好きだし。同じ日本出身というだけでクールな日本人の末席に座らせてもらってるというか……。そういう方々のおかげで得してる所は大きいですね。

ニューヨークは全員が違うから、コントロール不可でなかなか思い通りにいかないんですよ。だけど、自分だけだったら考えもしなかったアイディアとか、ザックリしていてもいいんだよという大雑把な感じが許されたり、そして結果的にはだいたい上手くいくし、失敗してもあまり気にしない(笑)。例えば、日本だと顔の作りとかみんな基本はだいたい一緒だから、それぞれが違いを出すのに強烈にディティールにこだわるでしょ? まつ毛エクステ100本と10000本の違いを叩きつけたりとか……。その点、ニューヨーク生活はざっくりしている。あまり他人のしてることに興味がないというか、自分のことで手一杯(笑)。

- では、最後にこれからの音楽活動はどうされますか?

Kiki Kudo - 今回のEPのリリースを記念したTシャツがCEからそろそろ発売される予定です。音源のリリースは、来年の春先にWorkshopのコンピレーションに1曲入るのと、K7のコンピレーション『DJ KICKS』に1曲入るのと、 ミュージシャンのBullionがカバー集を作っていて1曲提供したのですが、それがいつになるかわからないけど……。あと音楽以外には、レシピブックを制作していてもう苦節2年なんですが(笑)、写真はほぼ撮り終わったので2019年には完成させたいです!

<Infomation>

Kiki Kudo - Splashing (INC-004) EP

Released November 9, 2018

Written and produced by Kiki Kudo

Mastered by Beau Thomas at Ten Eight Seven

Cover Art  by Brian Close (Georgia)

https://incienso.nyc/releases/

RELATED

【インタビュー】5lack 『report』| やるべき事は自分で決める

5lackが今月6曲入りの新作『report』をリリースした。

【インタビュー】BES 『WILL OF STEEL』| 初期衝動を忘れずに

SCARSやSWANKY SWIPEのメンバーとしても知られ、常にアクティヴにヒップホップと向き合い、コンスタントに作品をリリースしてきたレジェンドラッパー、BES。

【インタビュー】CreativeDrugStore 『Wisteria』| 11年目の前哨戦

BIM、in-d、VaVa、JUBEEのMC4名、そしてDJ/プロデューサーのdoooo、ビデオディレクターのHeiyuuからなるクルー、CreativeDrugStore(以下、CDS)による、結成11周年にして初となる1stアルバム『Wisteria』がついに発表された。

MOST POPULAR

【Interview】UKの鬼才The Bugが「俺の感情のピース」と語る新プロジェクト「Sirens」とは

The Bugとして知られるイギリス人アーティストKevin Martinは、これまで主にGod, Techno Animal, The Bug, King Midas Soundとして活動し、変化しながらも、他の誰にも真似できない自らの音楽を貫いてきた、UK及びヨーロッパの音楽界の重要人物である。彼が今回新プロジェクトのSirensという名のショーケースをスタートさせた。彼が「感情のピース」と表現するSirensはどういった音楽なのか、ロンドンでのライブの前日に話を聞いてみた。

【コラム】Childish Gambino - "This Is America" | アメリカからは逃げられない

Childish Gambinoの新曲"This is America"が、大きな話題になっている。『Atlanta』やこれまでもChildish Gambinoのミュージックビデオを多く手がけてきたヒロ・ムライが制作した、同曲のミュージックビデオは公開から3日ですでに3000万回再生を突破している。

WONKとThe Love ExperimentがチョイスするNYと日本の10曲

東京を拠点に活動するWONKと、NYのThe Love Experimentによる海を越えたコラボ作『BINARY』。11月にリリースされた同作を記念して、ツアーが1月8日(月・祝)にブルーノート東京、1月10日(水)にビルボードライブ大阪、そして1月11日(木)に名古屋ブルーノートにて行われる。