Stormzyがライブでイギリス政府を批判

先週末にロンドンで行われたWireless Festival。様々なヒップホップアーティストがライブを行い、大きな盛り上がりをみせた。

そんな中、ヘッドライナーで登場したStormzyが自身のライブ中に、昨年ロンドンにある高層住宅グレンフェルタワーで起こった火災に対する政府の対応を批判した。
彼はメロディーに乗せて、「テレサ・メイ(イギリス現首相)、グレンフェルタワーの火災への支援金はどこだ。/お前は俺らがグレンフェルのことを忘れたとでも思っているのか?/お前らは犯罪者だ。そして俺らを野蛮人呼ばわりする。/お前は牢屋に入るべきだし、痛みを払うべきだ」と現政府の対応を痛烈に批判し、客達を沸かせた。

Stormzyはこの事件の被災者を支援するために作られたチャリティーソング“Bridge Over Troubled Water(サイモン&ガーファンクルのカバー)”にも参加しており、この事件への思い入れは人一倍強いようだ。

彼は自身のInstagramにWireless Festivalでのライブの模様を投稿している。

WIRELESS 2018 - HEADLINE MIKE - LONDON MY FUCKING CITY - I LOVE YOU, THANK YOU FOR MAKING ME ❤️??❤️

Gang Signs & Prayerさん(@stormzyofficial)がシェアした投稿 -


この投稿に添えられた文や、先日、自身のライブ中なのにもかかわらずW杯のイングランド対コロンビア戦をファン達と観戦したことからも自身の母国であるイギリスを非常に愛していることが伝わってくる。

そして、彼は国だけではなく、ファン思いであることでも有名で、最近ではイギリスの若い作家達が本を出版できるように自身の出版レーベルを立ち上げたことでも話題となった。

今回の政府に対する批判も、イギリスのことを愛しているからこその批判であり、この声が政府の耳に届いていることを期待しながら、グレンフェルタワーの火災事件の一刻も早い解決を願うばかりだ。

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