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カナダが今夏のマリファナの完全合法化に前進
アメリカの各州では徐々にマリファナの合法化が進められているが、隣国のカナダではそれを飛び越えて、国全体での合法化を目指す法案が現在議会に提出されている。
C-45という名前がついた、このマリファナ合法化法案は、先週2回目の立法機関の請求書の提示を通過し、委員会で議員が法案の修正案を議論する段階に入った。
CBC Newsによれば保守党選出の議員でこの法案に反対しているDenise Battersは、委員会でこの法案に歯止めがかかることを期待しているという。Battersは、法案の問題点として18歳以上という年齢制限が低すぎることや、12~17歳でも5グラム以下の保有なら、法に問えない点などを挙げている。
こうした反対意見が委員会で議論され、修正案が追加されればカナダ上院は法案を投票にかけ、可決する見通しと予想されている。トルドー首相も上院が可決した法案については、そのまま承認するとみられており、スケジュール通りにいけば夏の終わりには法案が成立する予定だ。
マリファナが国家として完全に合法化されればウルグアイについで2カ国目となる。カナダがこの法案を通そうとしている背景には、マリファナ産業の盛り上がりもあるのは間違いないだろう。