コロラド州知事がマリファナの所持や売買による受刑者の釈放を検討中と明かす

2014年よりマリファナが完全合法化されているコロラド州知事・John Hickenlooperが、マリファナ所持による受刑者を釈放することを検討していることを明かした。昨年11月には、受刑者7名の釈放が実現したという。

州知事は、さらに40名近くの受刑者を釈放する議論を進めているという。この際、釈放されるのはマリファナの所持や売買などの犯罪により受刑している者に限られるという。

釈放の意図としてはコロラド州刑務所の過密問題が挙げられ、州知事のJohn HickenlooperはThe Denver Postに対して以下のように話している。

「現在、私たちの刑務所には十分なスペースがありません。よって、現在は合法化されている、非暴力的な犯罪によって長期間の懲役を受けている者に関しては、彼らを釈放する可能性について検討する必要があるかもしれません。」

現在、コロラド州はマリファナの所持もしくは売買の罪により懲役中の受刑者について、彼らの刑務所内での行動観察を行なっているという。

John Hickenlooperはビジネスやテクノロジー関連の動画チャンネル・Cheddarのインタビューにおいて、これらの計画について話している。

 

 

昨年コロラド州では、住民投票により大麻の合法化が可決した2012年以前の大麻の売買や所持に関する犯罪履歴を削除する要求を裁判所に求めることができる法整備を行なった。

現在、嗜好用のマリファナが合法化されているカリフォルニア州のサンフランシスコやサンディエゴにおいてもこの動きは進んでおり、数千人の大麻関連の犯罪履歴の削除が実現するとみられている。

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