Chance The RapperがTwitter上の自身の偽アカウントを公認

先週Twitterに登場したChance The Rapperのなりすましアカウント。多くのアーティストは悪質な偽アカウントを嫌うのだが、Chanceはなんと自身の偽アカウントの存在を許し、公認した。

SNS上で著名人になりすまし、あたかも本人であるかのようにツイートする悪質な偽アカウント。プロフィール画像や名前を本人と同じにすれば、ひと目見ただけでは区別つかない。偽アカウントはTwitterのルールでも禁止されているため、通報すればアカウントを凍結させることも可能である。

Chance The Rapperのなりすましアカウント「@ChanceFrom79th」が先週あらわれた。プロフィール画像はChance公式のアカウントと同じであり、名前も「Chance, The Rapper」となっているため、ぱっと見では本人のアカウントだと間違えてしまう。プロフィール画面まで飛んで初めて、パロディーアカウントであると明かされている。

この偽アカウントは、あたかもChanceが言いそうな文を、ひたすらツイートするアカウント。Chance本人の言葉を引用しているわけではないのだが、Chance風な人を励ますようなポジティブなメッセージが多いため、本人のツイートだと騙されてしまう。


「読書のために計画を犠牲にしてもよい。ジムに行くためにパーティーに行くのをやめてもよい。料理をするために家の中にいてもよい。自己改善をもっと奨励しリスペクトしよう」という偽アカウントのツイートは27万回以上リツイートされ拡散された。拡散した人達の多くはChance本人の言葉だと思いリツイートしたのだろう。なんとこのツイート、Chance本人のどのツイートよりもリツイート数が伸びてしまった。

普通であれば自身の名前を使ってリツイートを稼ぐ悪質な偽アカウントに対して怒り、通報するのかもしれない。しかし、世の中を常に良い方向に変えたいと考えるChance The RapperはTwitterで「この偽アカウントを正式に認める」と発表。このChance本人のツイートを受けて、偽アカウントはChanceが授賞式で喜ぶGif画像を添付し、本人から認められた喜びを表現した。

ニュースサイトCOMPLEXがこのChanceの偽アカウント「@ChanceFrom79th」の持ち主にインタビューを行った。偽アカウントを運営するのは、フォロワー数の多いTwitterアカウントをいくつも作り出し、それで収入を得ている17歳の少年とのこと。

ミネソタ州に住む17歳のDanny Diazは数年前からTwitterでなりすましアカウントを作っては、フォロワー数を増やし、広告をツイートして収入を得る行為を繰り返してきたようだ。ツイート内容はほとんど自分で考えており、Chanceのファンであるとインタビューで語っている。

17歳でまだ高校生のDanny DiazはTwitterを使用して稼いだ大金で、SupremeのシャツやYeezyのスニーカーを購入したとのこと。他にもビットコインへの投資などで、さらに増やしていると明らかにした。

なりすましアカウントはルール違反ではあるが、高校生でありながらSNSを利用してビジネスを行う才能は見事である。Chance本人にも認められたDannyは、今後大学に進学し、この才能を活かしていくようだ。

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