ファッション・ブランドによるパクりを指摘するInstagramアカウント
以前Supremeが、どのようなデザインからインスピレーションを受けて、アイテムを制作しているのかを指摘するInstagramアカウントを紹介したことがある。もちろんファッションにおいて、元ネタから引っ張ってくるというのは1つの立派なカルチャーとして成立している。
i-Dに特定のブランドではなく、様々なファッションブランドが別のブランドのデザインをコピーしているのを指摘するアカウント@Diet_Pradaのインタビューが掲載されている。
これらの投稿のように、このアカウントは比較する形で、オリジナルとそれの類似品のデザインを掲示し続けている。アカウントの主はi-Dに対し、「ファッション業界で8年間働いている」と自己紹介し、これまでにたくさんのファッションショーを見てきており、ショーを見ると「おお、これはまるで2000年代のあのブランドみたいだ」と思うようなデザインが多くあることに気づき、これをインターネットにアップした方がいいと思い立ったという。
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アカウントの主は、最近は類似品が出るスピードが速まっていることも指摘、「50年代のデザインのコピーをいまするのは問題無い。しかし昨年のシーズンのものをコピーするのはトレンドが全てを均質化してしまった証だ」と話す。
そうではなく、上手く過去のものを参照しているブランドは?という質問にはJ.W.Andersonの名前をあげ、「彼はオリジナルのやり方で、オリジナルをコピーしている」と話す。
またなぜファッション業界ではこんなに類似品が目につくのかという質問については、「ファッションがとても視覚的なものだから」と話し、「レストランも同じようなコピーはしていると思うけど、「おお、このレストランは、あのレストランの去年の秋冬シーズンをパクってるとはならない」と指摘している。