音楽の授業にテクノを取り入れるべきと大学教授が発表

イギリスのマンチェスター・メトロポリタン大学のPete Dale教授は、テクノなどのエレクトロニックミュージックを、学校の音楽の授業に取り入れることが、音楽教育を革命的に進化させるという意見を発表した。

Dale教授は、教室では多くの学生がテクノなどエレクトロニックミュージックを聴いて楽しんでいると説明している。しかしながら、音楽の授業になるとメインで習うのはどうしてもクラシックになってしまう。クラシックじゃなくて、普段から慣れ親しんで聴いている音楽を授業で使用することで、学生もより積極的に授業に参加するようになるとDale教授は主張している。

「多くの子供は、そうした音楽で育っている。なぜなら彼らの両親の多くはアシッドハウス真っ盛りの時代のレイバーだからだ」と教授は少々強引な論を展開しているが、「音楽の授業で、レイヴなどのイギリスのカルチャーを知れる機会は少ない」というのは事実だろう。

Dale教授自身も以前授業にDJセットを用いたことがあり、その時の生徒の食いつき方は凄まじいものだったという。

教授の意見はこちらで読むことができる。

RELATED

スイスのチューリッヒがテクノを無形文化遺産に認定

スイス最大の都市チューリッヒがユネスコの無形文化遺産に、新たにテクノを認定すると発表した。

世界屈指の人気フェス『DEKMANTEL』が日本再上陸。渋谷Contactにて開催

クリスマス・シーズン真っただ中の2016/12/23(金)・24(土)、アムステルダムが誇る世界最高峰のパーティー『DEKMANTEL FESTIVAL』が、2日間にわたって東京・渋谷のContactで開催される。

田中フミヤがCabanneをゲストにパーティー『CHAOS』をContactで開催

田中フミヤによる人気老舗パーティ『CHAOS』がContactで12/22に初開催される。DJはオーディエンスや音の鳴りといった現場の状況を汲み取り、一夜の流れを加味したうえで、持参した音楽の中からその場に適した音楽をチョイスする。この点にとりわけ意識的に取り組んできた、田中フミヤのホームグラウンド...

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。