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イギリスではストリーミングでの売上高がCDやレコードの売上高に肉薄 | 2017年中には逆転の可能性大
英国レコード産業協会(British Phonographic Industry: BPI)はストリーミングでの売上がレコードやCDなどのフィジカルの売上に迫る勢いであると発表した。
BPIが発表したところによると、2016年の音楽コンテンツの売上高のうちストリーミングでの売上が30%を占め、フィジカルの売上高32%にほぼ並びそうであると発表した。成長率から考えるに2017年にはストリーミングがフィジカルの売上を追い抜くだろうとみられている。
BPIのレポートによるとイギリスの成人のうち11%がApple MusicやSpotifyなどのストリーミングサービスの有料サービスに登録している。
ストリーミング、ダウンロード、フィジカル、パフォーマンス、ライセンシングなどすべての音楽の売上の合計は9億2600万ポンドになり、2015年にくらべて5.1%上昇した。またこの数字はこの5年で一番大きな数字であるとのことだ。
しかしながらBPIは海賊行為やYouTubeとの収益の配分をめぐる紛争と音楽産業は引き続き闘っていかなくてはいけないと注意を喚起している。またBPIの重役はイギリスのEU離脱によるEUツアーなどの影響に懸念を抱いている。
2016年アメリカではアメリカで史上初めてストリーミングでの売り上げがダウンロードを上回り、デジタルセールス全体も3%アップしている。