SoundCloudにアップした音楽作品で収益化できるSoundCloud Premierプログラムの対象がリミキサーやDJにも拡大

SoundCloudがアーティストたちのマネタイズを支援するSoundCloudプレミアプログラムが拡張され、より多くのアーティストに使いやすいものになることが発表された。

2014年にローンチしたSoundCloudのPremierプログラムは、招待されたアーティストのみだが、SoundCloudによって分配される広告収入で自身のページをマネタイズすることができた。

昨日SoundCloudはウェブサイトでDJ、プロデューサー、リミキサーもそのPremierプログラムに参加できるようになると発表。

今回の大きな変更点はDJミックスやリミックスのトラックもPremierプログラムの対象となり、より広範囲のクリエイティブな音楽作品がマネタイズの対象となった。広告収入やサブスクリプションの利益がDJやトラックメーカーに分配されることになる。

しかし自動的にマネタイズの対象となるわけではなく、Premierプログラムに登録し、招待されなければ使用できないというのは変わらない。

収益化を考えるアーティストはこちらから登録を。

RELATED

グローバルな音楽ディストリビューター『SPACE SHOWER FUGA』が誕生

昨日9/1にオランダ/アムステルダムを拠点に業界最先端のディストリビューションシステム、アナリティクスシステム、 印税計算システムなどを提供しているFUGA社とスペー スシャワーネットワークのジョイントベンチャーにより、SPACE SHOWER FUGAが誕生した。

SoundCloudがファンのサポートが直接アーティストの収益に反映される「Fan-Powered Royalties」システムを導入

インデペンデントなアーティストにとっての大きな課題は、自身の音源からいかにして収益を得るかという点だろう。もちろん現在は様々なサービスにより以前と比べ音源の収益化は容易となっているが、依然としてアーティストに還元される金額の割合が少ないのもまた事実。そんな中、SoundCloudが新たな収益モデル...

音楽ストリーミングサービスでは上位1%のアーティストの楽曲の再生数が全体の90%を占めているという統計が発表

しばしば音楽ストリーミングサイトは、人気アーティストにとっては大きなメリットがあるが、それ以外のアーティストにとってはビジネス的な利点がないことが指摘されてきたが、それを証明するような新たな統計が発表された。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。