Kendrick Lamarが「とても緊急の」新作を制作中であると明かす。アメリカの現在の状況を反映した内容か?

アメリカのヒップホップシーンを代表するラッパーの1人であるKendrick Lamarが、New York Timesのインタビューに登場、現在4枚目となるニューアルバムを制作中であることを明かした。

Lamarは作品を創造するプロセスにおいて、現在の社会や政治の情勢を反映させるのが重要だという主旨でこう語っている。「おれはこの数ヶ月でとても強情なことが起こったと考えている。おれは自分のコミュニティーや世界中にある、世界の基礎を作っているコミュニティーに立ち返ることにフォーカスしている。『To Pimp a Butterfly』は問題に取り組んだアルバムだった。おれは今はこれ以上課題に取り組めない場所にいる。おれたちがいるのは神なき時代だ。誰も神について語れない、なぜなら政治やシステムについて語っているときに、世界では全く矛盾したことが起こっている」と現在の世界が危機的状況にあることを指摘した。

現在制作中であるというニューアルバムの詳細についてLamarは語らなかったものの、その代わりにコンセプトを語っている。

これはおれの心の中で作詞家として起こっていることだ。ある日、おれに子供、1人の小さな女の子がいたとする。彼女は成長する。おれが愛する子供になるだろう、おれは常に彼女を愛している、でも彼女はいつか彼女自身の人生を生き始める。そして自分が許すことができないことを言ったりするようになる。でもそれが現実だ、彼女は常に自分に反対するようなことをする。それは不安なことだ。でもそれを受け入れなければいけない。受け入れて、それをどうやって解決するかの方法を知り、どうやってコントロールするか知らなければならない。

おれが小さな女の子といったとき、それは彼女が成長することを受け入れる寓話だ。おれたちは女性たちを愛している。あるときおれには小さい女の子がいる、成長して男と婚約する女の子が。ほとんどの父親はそれを聞きたくない。受け入れることを学ばなければならない。それから逃げ出しちゃいけない。これがおれの次のアルバムで感じて欲しいことなんだ。

 

Lamarの新作はどのようなアルバムになっているのだろうか。この発言を聞く限りではアメリカの現在の分断ともいえる現実についてのアルバムになるのは間違いなさそうだ。

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