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Asicsがトランプの入国制限政策に対して抗議文を発表
Nike、Adidasに続き、スニーカーメーカーのAsicsがトランプ大統領の政策とムスリム教徒の入国制限に対する抗議文をInstagramに公開した。
「Asicsの信念は多様性であり、それが私たちをよりよい仲間、会社にすることを信じて疑わない。もし誰かの走りが速かったり遅かったり、もしく誰かのトレーニングがきつかったり軽かったりしても、私たちはあなたを裁かない。また、私たちは生まれや信仰で誰かを絶対に判断しない」
この抗議文は2/1に投稿されたもので、1/29にトランプ大統領が入国制限令に署名したことを揶揄したものだ。トランプ大統領はイラン、イラク、スーダン、ソマリア、イエメン、シリア、リビヤの7カ国の国民流入を一時禁止した。移民ビザを持っているにもかかわらず彼らはアメリカ便の搭乗を拒否され、または拘束された。それによりニューヨークのケネディ航空や他の都市で大規模な抗議デモが行われた。
テロへの懸念による制限令だったのだが、9.11以後、制限された7カ国の移民によるテロ行為は数少なく、むしろアメリカ出身の犯人によるテロ行為が多く発生している。
トランプ大統領のこの政策は国民や移民だけでなく、企業や市場にも混乱を及ぼすとして多くの企業が反対の姿勢を示している。
アメリカでは技術職の移民を招き入れ、発展してきた企業が多くある。今後企業とトランプ大統領との対立はさらに広がりそうだ。