2017年上半期、マストハブな映画サントラvol.1 『ネオン・デーモン』

2017年もはじまって数週間、すでに映画館では話題作が続々と公開されている。
映画を堪能するうえで注目すべきなのは、勿論ストーリーやキャストの演技であるが、実はその背景に流れる音楽も、映画を盛り上げる重要な役割を担っているのだ。

特に、今年の上半期までに公開される映画のサウンドトラックはかなりアツい。映画を見終わった瞬間、レコードショップに走っていきたくなるような“マストハブ”サントラをご紹介していく。

文: ANAIS(アナイス)

まずは、先日公開したばかりのニコラス・W・レフン監督待望の新作、『ネオン・デーモン』より『ネオン・デーモン オリジナル・サウンドトラック』だ。

このサウンドトラックを手がけたのは、Cliff Martinez(クリフ・マルティネス)。彼は、元人気バンドRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)のドラマーとして活動していた事でも知られている。

Cliff Martinezは今までのレフン監督の作品の音楽をよく担当している。彼が手がけた『ドライブ』のサウンドトラックは非常に注目を浴びた。しかし、今作はそれを大きく上回るほどの反響を呼んでいるのだ。以下が収録トラックリストである。

WPCR-17567_L
http://shop.wmg.jp/shop/g/gWPCR-17567/

Track Listing:

  1. Neon Demon (4 out of 4 stars)
  2. Mine - Sweet Tempest (4 out of 4 stars)
  3. Demon Dance - Julian Winding (4 out of 4 stars)
  4. What Are You (3 1/2 out of 4 stars)
  5. Don't Forget Me When You're Famous (3 1/2 out of 4 stars)
  6. Gold Paint Shoot (4 out of 4 stars)
  7. Take Off Your Shoes (3 1/2 out of 4 stars)
  8. Ruby at the Morgue (3 1/2 out of 4 stars)
  9. Jesse Sneaks Into Her Room (4 out of 4 stars)
  10. Real Lolita Rides Again (4 out of 4 stars)
  11. Messenger Walks Among Us (4 out of 4 stars)
  12. Runway (4 out of 4 stars)
  13. Take Her to Measurements (3 out of 4 stars)
  14. Who Wants Sour Milk (3 out of 4 stars)
  15. I Would Never Say You're Fat (4 out of 4 stars)
  16. Thank God You're Awake (Remix) (4 out of 4 stars)
  17. Kinky (4 out of 4 stars)
  18. Ruby's Close Up (4 out of 4 stars)
  19. Lipstick Drawing (4 out of 4 stars)
  20. Something's In My Room (4 out of 4 stars)
  21. Are We Having A Party (4 out of 4 stars)
  22. Get Her Out of Me (4 out of 4 stars)
  23. Waving Goodbye - Sia (4 out of 4 stars)

 

映画のメインテーマであり、万華鏡の中に閉じ込められたような幻想的なサウンド「Neon Demon」からはじまったと思えば、セクシーで激しく欲望を掻き立てるようなセカンドトラックの「Mine」で、一気に引き込まれる。

この「Mine」を手がけたアーティスト、Sweet Tempest(スウィート・テンペスト)に所属するJulian Winding(ジュリアン・ウィンディング)はなんとレフン監督の親類でもある。

同じく彼が手がけた次のトラック、「Demon Dance」はタイトルにふさわしい曲調で、観客を底なしの沼に引きずり込んでいくような危うげさを持っている。

そして、映画のラストを飾るのはDiva、Siaによる新曲「Waving Goodbye」だ。映画の中で多く登場してきた、少し狂気をはらんだテクノサウンドとは変わり、どこか物憂げで静かな力強さを感じさせる。

まるで、衝撃的なラストのショックを和らげるような……。

『ドライブ』もそうだが、とにかくジャケットが最高にクール。手元に置いておけるし、部屋に飾ってもお洒落になるので是非VINYL をゲットしてみてほしい。

 

文: ANAIS(アナイス)

雑誌「エルガール」のオフィシャルキュレーターを務めながら、フリーライター兼モデルとして活動中。映画を中心に、カルチャー全般の執筆を行っている。

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