French Montanaがアラブ系乗客へのレイシズム騒動をうけ、Delta航空を「ボイコットする」とコメント
Youtuberとして高い人気をほこるアラブ系アメリカ人のAdam SalehがDelta航空機内で母親とアラビア語で電話をしていた際、乗客からのクレームによりキャビンアテンダントから飛行機を追い出される様子を自身のTwitterに投稿した。その事件を受け、モロッコ系アメリカ人ラッパーのFrench Montanaが自身のインスタグラムで「もうDelta航空は使わない」と投稿した。
Adam Salehが友人とロンドンからニューヨーク行きのDelta航空の便に乗っている際、Adamがアラビア語で母親と電話していたところ、白人の乗客がキャビンアテンダントに「彼らと荷物を追い出して」とクレーム。そして、キャビンアテンダントはクレーマーのいうとおり、Adamらを追い出し、次のニューヨーク行きの便を手配した。
We got kicked out of a @Delta airplane because I spoke Arabic to my mom on the phone and with my friend slim... WTFFFFFFFF please spread pic.twitter.com/P5dQCE0qos
— Adam Saleh (@omgAdamSaleh) 2016年12月21日
Salehは動画のなかで、「2016年なのに違う言語を話してただけで、Delta航空から追い出された。お前らはレイシストだ。信じられない。ただ違う言語を喋ってただけなのに。」と語っている。また、この動画には「バイ!」という男や手を振っている人も確認できる。
その騒動のあと、モロッコ系アメリカ人の人気ラッパーFrench Montanaは、自身のインスタグラムにAdamの動画と一緒に、レイシズムやDelta航空に対してのメッセージを投稿した。
こんなこと言いたくないけど、癪に障るよ。俺の母は英語を喋らないし、こんな差別は悲しくなるよ。こんなことが起こったら母親を悲しませてしまう。もうDelta航空を二度と使わない。」
今年の4月にSouthwest航空でアラビア語を話していた大学生や5月にアメリカ航空でイタリア人の教授が自身の手書きのアラビア語のノートを見られて追い出されるなど同様の事件が発生している。後日、AdamはNY Timesのインタビューで「どうすれば良いか分からなかった。まるでテロリストの気分だったよ」と語っている。(野口耕一)
Via Complex