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マリファナを毎日使用すると睡眠障害になりやすいとの研究結果
マリファナが、睡眠を妨げる効果があることがミシガン大学の研究でわかった。以前マリファナは睡眠を促進するという別の研究結果も発表されていたが、今回発表された結果ではマリファナを毎日吸引すると、非喫煙者や部屋の明かりをつけて寝る人よりも寝にくくなるという。
ミシガン大学の精神科教授のDeirdre Conroyは「マリファナを日常的に使う人は睡眠障害の可能性が高い」と語る。これは自身の研究でほぼ毎日マリファナを吸っている、約40%の人が不眠症の症状を訴えたことや、さらに、マリファナを頻繁に吸わない人であっても、10%の人が不眠症の症状を訴えているという研究結果から導きだされた見解だ。
Conroyの研究は1週間で5日マリファナを喫煙した人と月に1度マリファナを喫煙した人、合わせて98人を基に検証した。
Conroyはマリファナと睡眠の関係について「マリファナは不安やうつ病の症状を持っている人に対して、違った影響を及ぼすのかもしれない」と語る。不安を抱えている人は不眠症の傾向があり、その気持ちをマリファナが和らげるという考えも示されているが、研究結果によると日常的にマリファナを吸う人は、不眠症に近い状態になることが多いという。
マリファナは安らぎの側面が強調されがちだが、実際は人々をさらに不安に陥らせ、脳や睡眠に影響を与えるのか。「不幸なことだけど、このような研究はまだまだ少ない」とConroyは語る。マリファナと睡眠の関係の模索は続く。(野口耕一)
Via Complex