4カ国でローンチされているYoutubeの有料プランYoutube Redの有料購読者数が伸び悩む
インターネットに革命を起こしたYoutubeが始めた有料プランYoutube Redの購読者数が伸び悩んでいるという報道された。
現在アメリカ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランドでサービスが始まっているYoutube Redでは、ユーザーが月額料金をYoutubeに支払うことで、広告無しで動画を見ることができるようになったり、オフライン再生、有料会員限定動画を視聴することができる。また、Youtube Musicというアプリによって音声をバックグラウンド再生できるようになる。有料会員からの料金は視聴時間に合わせてYoutubeの動画投稿者に配分されるという仕組み。
昨年スタートしたこのプランは今夏の時点で100万人が無料トライアル中で、150万人の有料購読者を集めていたとのこと。しかしそのペースはTidalが初年度に210万人の有料購読者を集めたのスピードより遅い。
The VergeにYoutubeのスポークスパーソンが語った所によると「Youtube Redはいい感じに推移しており、それを喜ばしくおもっているし、毎月多くの人がメンバーになってくれている」とのことだ。
「数字に対してあまりちゃんとコメントはしていないものの、4つの国でローンチし、素晴らしいエンゲージメントを得ている。2017年はより多くの投資をオリジナルやシリーズ物のコンテンツに投下していくつもりだよ。Youtube Musicにもマーケティングリソースを割いていくよ」と語った。2016年の終わりには20のオリジナルシリーズや映画をリリースする予定だ。もうすでにそのうちの4つは更新されている。
GoogleとYoutubeは自信があるように見えるが、Netflixが7500万人、Spotifyが4000万人が有料会員になっているのを見ると、Youtube Redはまだまだ市場の一部分しか獲得できていないようだ。