RATM、Public Enemy、Cypress Hillからなるスーパーグループが結成
和田哲郎
先週、突如#TAKETHEPOWERBACKのハッシュタグをとともにProphets Of Rageと名付けられたWebサイトを開設し、6月1日に向けて謎のカウントダウンを開始したRage Against The Machine。
彼らのホームタウンである LAではこれと同じポスターの存在も認められており、2011年のライヴを最後にシーンから離れていた彼らの久々の動向に、ファンは様々な憶測と共に期待を膨らませていた。また、サイト名のProphets Of RageがPublic Enemyの楽曲から取られていることや、Public EnemyのChuck DがTwitterでRATMの2010年のライヴ映像をシェアしていたことなどから、今回の再始動がPublic Enemyとのコラボレーションになるのではないかとも噂されていた。
このような中で、18日にBillboardの報道によりついにこのプロジェクトの謎が明かされた。報道によると、このProphets Of Rageは正確にはRage Against The Machineの再始動ではなく、Tom Morello(Gt)、Tim Commerford(Ba )、Brad Wilk(Dr)といった三人のRATMメンバーに、Public EnemyのChuck D、そしてCypress HillのB-Realが加わった、新グループの結成になるということだ(同バンドにはRATMのヴォーカリスト、Zack de la Rochaは未参加)。さらには、バンドによる初ステージもすでに6月3日にハリウッド・パラディアムで予定されており、夏のツアーも計画中とのことである。
Zack de la Rochaを除くRATMのメンバー3人が共に活動するのは今回が初めてでなく、3人は2001年にSoundgardenのヴォーカリストであるChris Cornellと共にAudioslaveを結成している。
またPublic EnemyのChuck Dは、1996年のピンクポップフェスティバルにてRATMと共演しており、最近では2013年のグラミー授賞にてTom Morelloと共演を果たしている。