Lil Yachtyが飛躍をとげた素晴らしい2016年を振り返る

2016年は間違いなくLIl Yachtyにとって素晴らしい1年だっただろう。2月にKanye Westのファッションショーに登場し周囲をざわつかせたと思えば、デビューミックステープ『Lil Boat』を3月にリリース、その後の大活躍はご存知のとおりだ。そんなYachtyがFaderのインタビューに登場し、2016年の様々な出来事を振り返っている。

Yachtyはデビュー作のレコーディング時のことを振り返り「レコーディングはQuality Controlのスタジオでやったよ。アトランタは小さい街だから、ラッパーたちはみんなスタジオに集まってくる。MigosもYoung Thugもいたよ。僕の曲にはフィーチャーしていないのに、彼らはスタジオに来てた。僕はまるで留学生みたいなもんだったけど、彼らは優しくしてくれたよ」とアトランタの先輩アーティストたちから好意をもって受け入れられたことを話した。

さらに天敵Ebroとの初めてのインタビューでフリースタイルを行ったことについては「カメラに向かってフリースタイルをしたのは初めてだったから、ナーバスだったから、ギャグでやったらそこだけ映像で使われて、広まっちゃったんだ。でもそれはそれだよ、僕は大して気にしてない。僕はネガティブになりたくないんだ。これが本当の僕だからね。多くの人は自分が理解できないものを嫌うよね、わかる?2回目にEbroに会ったとき言ったんだ。「もし結局僕のことが理解できないというなら、くたばっちまえ」僕は問題ないよ。人が自分のことを理解してくれるかどうかなんて気にしてないから」と、周囲の雑音は気にせず行動していると語っている。

今年はYachtyにとって嬉しい出会いもあったようで、オバマ大統領の2人の娘MaliaとSashaやJay ZとBeyonceに会ったことは印象的だったようだ。「9月の『Made in America Festival』で4人に一気に会ったんだ。MaliaとSashaは僕のことを知っていて、Sashaは僕のすごいファンだったよ。2人から写真を撮って欲しいと頼まれて、すごいビックリした。僕からは何も頼まなかったよ。Jay ZとBeyonceのことは僕はとても好きだよ。Jay Zから「なんか酒でも飲むか」と言われたけど、彼は僕が酒を飲まないことを知らないんだなと思ったよ。そのときJay ZとColdplayの"Fix You"を歌ったら、彼は僕がその曲を知ってるのをすごいビックリして「リメイクするべきだよ」と言ってくれたんだ。僕は「やるかもね、でもあなたがトラックを僕にくれたらだけどね」と返したら「それはドープだな」と言ってくれたよ」とその奇跡的な1日の出来事を思い返す。

Yachtyにとっての今年1番奇妙だったのはSoulja Boyからビーフを仕掛けられたことで、早くビーフが解消してよかったと思ってるとのことだ。「僕は間違ったことをしてないよ。Soulja Boyが、僕のほうにただ向かってきたんだ」

今年多くの批判を浴びたが、Yachtyはそうした批判も楽しんでいるようだ。「僕は嫌われるのが好きだよ。人が悪口を言っているのを、僕は楽しんでる」そんな気ままなYachtyにとって、Twitterもかなりの楽しみになっているようで、「僕はドラッグもやらないし、酒も飲まない。特にいらないからね。ストレスをどうやって解消してるかはわからないけど、多分Twitterだね。めっちゃツイートしてるよ。悪いことはしてないよ。自由に気が狂ったようなことをたまに言うだけだよ」と他人の目を気にせずツイートすることが、ストレス解消になるという。

現在Yachtyはデビューアルバムの制作に取り掛かっているところだが、過酷なツアー生活で、喉の調子がまだ戻っていないらしく、まだ100%の状態でレコーディングに入れていないということだ。

最後に「今年は素晴らしい1年だったよ。全部が夢みたいだったし、夢がかなったみたいな年になったよ。『Lil Boat』の最後の曲("We Did It")みたいに僕たちはやってやったんだよ。僕はすぐに適応して、ラッパーが自分の人生になった。過去を忘れたわけじゃないよ。これは始まりにすぎないけど、僕は何かを演じているような感じだよ。僕はそれを楽しんで、僕は自分の人生を1つのキャラクターみたいに生きてるよ。役者も監督も僕がやって、やりたいようにやるよ」と劇的に変わった1年をYachtyらしいコメントで締めくくった。

FaderのLil Yachtyのインタビューはこちらで全文を読める。

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