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SUGARHILL 19 SS LOOKBOOKが公開 | 「salad days」と題しゲイカルチャーやレイブカルチャーにフォーカス
23歳のデザイナー林陸也が手がけるブランドSUGARHILL。ミリタリーやワークをベースにしつつ、無骨さや尖った要素を中性的にリヴィルドしたコレクションで注目を集めている同ブランドが、19 SSシーズンのLOOKBOOKを公開した。
「salad days」と題された今シーズン、元来「無経験な青二才時代」、「未熟な青春時代」という意味の言葉だが現代で大麻の隠語とされる「サラダ」という意味も重ねている。
コレクションは、デザイナー自身がバンクーバーに留学していた頃の経験をもとに制作。バンクーバーは90年代から同性愛、ドラッグ、移民等に寛容な土地であり、独自のゲイカルチャーやレイブカルチャーが発達、その中で林はスケートと夜遊びを繰り返していたという。
多く用いられている花のモチーフは、そんなバンクーバーの歴史的文化から着想した「ケシの花」をモチーフとしており、若々しさの象徴としてポジティヴに昇華。また、ブランド本来のクラシックなアイテムを再構築したパターン遊びやステッチ使いに加え、ディティールには酩酊時の「ズレ感」や「違和感」を想起させる仕様をちりばめたほか、 西海岸というキーワードをもとにウェスタン・ディティールやレインポンチョもラインナップ。
フォトグラファーの岩本幸一郎が手がけたLOOKは、浜辺で行われていたレイブで日が昇る景色を見た経験から、夜明けから撮影を開始し、時間軸通りにエディットを行った。
Photo:koichiro Iwamoto
Edit&Styling:Rikuya Hayashi