説教をラップで行うケニアの司祭が教会から謹慎を命じられる

ケニアの南部の教会の司祭であるFather Ogaloはとある理由で、人々に人気の司祭だ。その理由とは、Father Ogaloは集会でラップで人々に説教をしているからである。

Father Ogaloは理由について、若者達が教会と結びついていると感じることを助けるためだと話している。

そんな中、Father Ogaloが属する教区のトップBishop Philip Anyoloが「説教中にラップをすることは許されていない」とCNNに語った

さらに、Bishop Philip Anyoloは「Father Ogaloには、教会に戻ってくる前に、自らの方法を見つめ直すための1年間の休暇を与えた。我々は彼を説教から外し、ラップをするという彼の方法を変える時間を与えたのだ」とFather Ogaloに、実質的な謹慎処分を与えていることも明かしている。

ここ数年、Father Ogaloは人気司祭として数々のラジオやテレビ番組に出演し、世界中から称賛されていた。その中で、彼の謹慎が報じられ、Ogaloの支持者達はケニアのカトリック教会に対し“独裁的だ”と怒りを露わにしている。

アメリカを筆頭に、ヒップホップと宗教は切っても切り離せない関係であることは周知の事実だ。これまでも様々なアーティストが教会にインスピレーションを受けて、曲やビデオをつくってきた。Father Ogaloはこの謹慎についてのコメントは出していない。

Ogloが説教でラップを行う様子はこちらから観ることができる。

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