【インタビュー】GooDee | 作りたい音楽を自由に作るために

IO、Yo-Sea、3Houseのサウンドの中核を担うプロデューサー/トラックメイカー・GooDeeが1st EP『CROSSROADS』をリリースした。全曲の作詞作曲はもちろん、ヴォーカルとして自身の世界観を表現している。今回のインタビューでは、ポストハードコアバンド・FOADにも在籍するGooDeeが、現在の繊細でシルキーなR&Bを制作するにいった変遷を聞く。さらにリリックの奥に潜むGooDeeのパーソナリティにも迫った。
取材・構成 : 宮崎敬太
撮影 : 川村大陸
幼少期からチャーリー・パーカーのオムニブックでアルトサックスを……
- "E.C.E.G"に「ラッシュの鎌倉街道耐え凌いで」というリリックがありましたが、GooDeeさんの拠点はどちらなんですか?
GooDee - 横浜です。山の中に住んでいるので、駅から遠いんですが、車に乗るようになって最寄りの駅前の鎌倉街道の渋滞にずっと悩まされていたので、いつか絶対にリリックにしようと思っていました。
- GooDeeさんはポストハードコアバンド・FOADのメンバーでもあるとうかがいました。メロウなR&Bを制作するに至るGooDeeさんの音楽性の変遷を教えてほしいです。
GooDee - 職業としてミュージシャンをしているわけではないんですが、両親がジャズ好きで、父はサックス、母はピアノを弾くんです。僕は幼少期からアルトサックスをやらされていました。今思い返すと父はどうかしているなって感じなんですけど、音大生が使うチャーリー・パーカーのオムニブック(※ジャズ・サックス奏者チャーリー・パーカーの作曲と即興ソロの編曲集。ジャズの教本のバイブルと言われている)を渡して「来週までに吹けるようになれ」って(笑)。できないと……。まあスパルタでした。ただ父も扱いがうまくて、できると褒めてくれるし、ご褒美もくれるから続けちゃったんですよね。
- (笑)。
GooDee - あと父に「お前にはリズム感が足りない」と言われて、タップダンスもやらされていました。僕が通っていたのは(北野武の)「座頭市」の最後の下駄でタップするシーンをプロデュースしていたRON×II先生の教室。また父にうまいこと乗せられて、小1で横浜から神田まで1人で通っていたんです。で、中学では吹奏楽部に入ったので、ジャズとタップダンスは一旦辞めましたが、ブラックミュージックは学んでいました。でも高校に入ってちょっと反抗期が来て、バンドに誘われてメタルにハマるんです。それが今も活動しているFOADですね。もう11年くらい続いています。
- 最初に加入したバンドがまだ続いているってすごいですね。
GooDee - 僕はギター/ヴォーカルで、8割シャウトしてました(笑)。高1〜2の時に組んで、同じメンバーで8年くらいやって、メンバーが変わって、ベース/ヴォーカルに転向して。そんなこんなでやっていたら、コロナの第一波が来て何もすることがなくなってしまったので、ビートメイキングを始めました。
- GooDeeさんの音楽からR&Bの香りもします。
GooDee - そうですね。父はジャズから派生したソウルやR&Bも大好きでレコードもたくさん持っていたので、自宅ではよくR&Bの香りがする音楽がかかっていました。僕はあまりJ-POPを通ってこなかったけど、こうやってビートメイカー/プロデューサーとして活動するようになっていろいろ聴いていると、そんなに遠くないと感じたんですよ。きっと両親が聴いていた音楽の中にR&Bから影響を受けたJ-POPがあったんだと思う。
- なるほど。
GooDee - あとビートメイカーになろうと思ったのは、自由に作りたかった、というのもあります。僕は洗足音楽大学のジャズ科でベースを学んだんですが、対位法とか音楽理論を知れば知るほど制限が多くなる。
- 良し悪しはともかく、音楽理論としては正しくない。
GooDee - そうなんですよね。僕は制限を知るために大学に入ったわけじゃないんだよなあって。むしろ自由に作るためにいろいろ学びたかった。しかも音楽論って突き詰めていくとどんどんディープになるじゃないですか。自由に作れるのはさらにその先でものすごい玄人になってから。だから2年の時に作曲/編曲家に転科して、オーケストラを書きながら、ヒップホップのトラックを作っていた頃にコロナ禍が来て。
- トラック作りは趣味で?
GooDee - いや、FOADのライブによく来てくれるお客さんの中に、Yella Flat Boysという三人組のヒップホップクルーがいたんです。彼らは友達をいっぱい連れて来てくれて、ライブを盛り上げてくれる子たちだったから、自然と交流するようになって。そしたらコロナに入る前、すぐくらいの頃にメンバーのViliy Yamって子が「自分らだけだと限界を感じたから、一緒にスタジオに入りたい」って声をかけてくれたんです。そこで一緒にブーンバップのトラックを作るようになったんです。ヒップホップにはサンプリングが欠かせないじゃないですか。そこで改めてソウルとR&Bのサウンドと歴史を勉強することができたんですよね。それが自分の中でブラックミュージックを捉え直すきっかけになりました。

docomoの販売店で携帯電話を売りまくって機材を揃えた
- どのような経緯でAOTLからリリースすることになったんですか?
GooDee - ちょっと変わった話なんですが、うちの実家は横浜でゲストハウスを経営しているんです。(利用者の)ほとんどがツーリストで、僕は一人っ子だから、小さい頃から泊まりに来た人とよくコミュニケーションをとっていたんです。そのおかげで日常会話程度の英語も喋れるようになりました。コロナがはじまったばかりの頃、父が「なんかおもしろいロン毛のお兄ちゃんがいるぞ」と教えてくれたので実家に行ってみたら、DJミキサーを持った日本の人が泊まりに来ていて。話してみたらTokyo Cozyというテクノ系のチームをやっているイナバくんという人で、僕も音楽をやっているからすぐに仲良くなりました。そしたらある日、「R&Bを作れるトラックメイカーを探しているレーベルがある」と教えてくれて。その頃はまだヒップホップしか作ったことなかったけど、とりあえず名乗りをあげたんです(笑)。そしたらすぐに「このトラックを打ち込み直してほしい」と連絡があって、そこにはすでに3Houseの声が入っていました。それが今所属しているAOTLだったんです。
- おー!
GooDee - R&Bの作り方をいろいろ調べて1〜2日くらいで組んで送り直しました。そしたら1〜2週間後にAOTLのみなさんが僕の家に来て、制作の続きをすることになりました。その曲が3Houseの"MIRROR"ってやつです。そっからはほぼ週1回くらいのペースでみなさんとミーティングして今に至ります。
- なんだかすごい話ですね。
GooDee - そうなんですよ。急にころんと人生が変わった感じです。20代半ばでいろんな曲を制作したい沸々とした気持ちがありました。これまで散々音楽の研究もしてきたし。そういえば、僕、コロナに入る前くらいまでdocomoの販売店で携帯電話を売っていたんです。決まった店舗に勤める人もいますが、僕は毎回違うとこに派遣されるタイプの雇用形態で、休みの融通がきくのとお給料がものすごく良かったので結構頑張っていました。そんなに不満はなかったけど、かなりヘビーな仕事だったので、ある日突然、なんの当ても無かったけど辞めました。
- そんな過去が。
GooDee - 稼いだお金で機材を買い揃えていたので、辞めた頃には自宅でレコーディングができるくらいにはできていて。だから昔のバンド仲間に片っ端から電話して、レコーディングをしたり、曲を書いたり、シンセのパートだけ作ったり、プロデュースをしたりしていたんです。ちょっと続けてみて、これはちゃんとやれば音楽で食えるかもと思っていた時期にイナバくんやAOTLの人たちと出会ったんですよね。
- プレイヤーの経験もあって、楽理もわかっていて、楽器弾けて、曲も書けて、コミュニケーション能力にも長けた若いアーティストなんて、なかなかいないと思います。
GooDee - もともと興味があることをとことん追求するタイプではあったんです。だからいろんな楽器も弾けるようになったし、いろんな音楽も聴いたし、作曲もできるようになって。飲み込みも早いほうだと思う。ただ、自分には器用貧乏なとこがあるなっていう悩みもありました。一個突き出たものがないというか。けどプロデューサーになった途端、なんでもできるし、いろいろ知っていることが武器になったんですよね。短所が長所になったというか。いろいろやってきて良かったなってすごく思いました。

人生とは小さな選択の連続
- 1stEPとなる『CROSSROADS』はGooDeeさんの内面を描きつつ、半自伝的なストーリー性もある作品だと思いました。
GooDee - そういう作品になったのは、最初に“Sooner or later”を出したのがデカかったと思います。FOADの頃は架空の物語というか、ちょっと小説みたいな歌詞を書いていて、自分はその主人公になった感覚で歌っていました。そこにはあまり自分の心情は入ってなくて。そもそも日本語で書いたこともなかったんです。そういうのもあって、ずっとどうやったら自分のヒューマニティーを反映させて、かつ美学も落とし込めるかいろいろ試行錯誤していたんです。“Sooner or later”を完成させることで、自分の殻を破ることができたというか。「あ、こういうふうに自分の本当の気持ちを出しても大丈夫だわ」みたいな。信頼している周りのミュージシャンに聴いてもらった反応もすごく良くて。
- ちなみにFOADでのGooDeeさんはどんなメンタリティだったんですか?
GooDee - 世界観を作っていましたね。MCも「FOADの自分」を憑依させていたし。ステージに上がるまでは常に自分を昂らせていました。もう1枚服を着ている感じ。FOADの感じも好きだし、美学的なカッコつけ方もありだと思う。ただ、世界観を大事にするあまり、書きたくないことまで書いちゃうこともあって、それは違うなあって。
- なるほど。そういう意味では、“Sooner or later”を完成させられたのは大きな意味がありましたね。
GooDee - ほんとそう思います。ちょうど“Sooner or later”が完成したか、出した直後くらいに自宅に飾ってある4枚のレコードを見ていたんです。自分がこれまでプロデュースしてきた3枚と、もう1枚は好きな作品。そのレコードの隙間が十字に見えたんです。なんか僕らって普通に生活しているなかで、実は小さな選択をたくさんしているじゃないですか。気づかないうちにちょっと道を逸れて曲がったり、戻ってみて何かを確認したり、何も感じずにずっと突き進んでいたり。ほんと無意識にそういうことをいっぱいしている。それって意外とすごいことだと思うんです。だから僕は自分の与えられている選択肢に対して自覚的でいたいし、しっかりと選び取っていかなきゃという気持ちになったんです。もったいないなって。その段階でEPの曲は2曲目のデモくらいしかできてなかったけど、大枠で選択と旅みたいなイメージができました。
- 人生とは小さな選択を積み重ねた旅である、的な。
GooDee - そうそう。レコードの隙間を見て、そういうイメージが浮かんできて、「僕が本当に書きたいのはこれだ」と思って、先にEPのタイトルが決まったんです。あと、僕、旅の途中に歌詞を書くことが多いんですね。その時にその場所でしか感じられない感情があるから、いつもメモしておいて、曲に膨らませていく。
- 英語詞の部分にかなり熱いメッセージが込められていました。
GooDee - そうなんです。結構シリアスなメッセージが多いんですけど、作品全体を暗くしすぎたくなかったっていうのがあって。メッセージは届けたいけど、ネガティブに捉えてほしくはなかった。だから日本語詞は闇の中に光が見える感じ。やっぱこう、立ち上がるよっていう雰囲気は醸し出しつつ、根幹のメッセージは英語でボカして伝えるのがいいかなと。あと(英詞だと)海外の英語圏の人にはメッセージの根幹だけ伝わるじゃないですか。自分としては結構いいバランスに落とし込めたなと思っています。

作りたいものを自由に作りたい。
- トラックメイキングはどのように進めていくのですか?
GooDee - 曲によりけりです。僕は3HouseやYo-Seaとよく一緒に国内外のいろんなところに旅行に行くんですけど、みんなで夕日を見ながらギターでなんとなく弾いたメロディーが元になることもあるし、砂浜の音をiPhoneで録ってビートを組むこともあるし。自分のアンテナが反応する瞬間があるんですよ。なんとなくギター弾いている時でも、この砂浜歩いて、「サッ」て音を聞いた時でも、いい音だなと思う時があるんで、そこを逃さないようにしています。
- 『CROSSROADS』のテーマが浮かんだエピソードと通じるものがありますね。
GooDee - こういうのって、たぶんみんなも絶対にあると思うんですよ。なんとなく街を歩いていて、「あの広告、綺麗な色だな」みたいな。僕はそういうとこからインスピレーションを受けています。忘れないようにしているというか。空が綺麗だなって思えるメンタリティがない時って心に余裕がないってことだから、作れるものも作れない。
- そういう時期があったんですか?
GooDee - EPの終盤はかなりいっぱいいっぱいでした。終わりが見えないというか。バンドの時はみんなで作っているからこういう感じはなかったんですけど、一人だとトラックはもちろん、歌詞もメロディも気にしだすと永遠に気になって直したくなってくるというか。こう見えて、僕は結構心配性なんです(笑)。必要以上に責任感を感じてしまって、最後の詰めの段階はかなり煮詰まっていましたね。
- GooDeeさんというと、透明感のある爽やかなR&Bサウンドがシグネチャーになっていると思うのですが、FOADで鳴らしていたサウンドもご自身の中にはあるのが面白いなと思いました。
GooDee - 基本的に作りたいものを作りたい。ドラムを聴きたくない日はアンビエントを聴くし。今回のEPに関しては、先にテーマが決まっていたので、大量にあるストックのビートの中から「これはこれと組み合わせ良さそう」とか、「並び変えたらいい感じになりそう」とか、意識的に選んで揃えました。実は未発表の挑戦的なビートもあったりするんです。そういうのは今後ラッパーと一緒に制作する機会までとっておこう、みたいな。
- ということは、僕らが知るGooDeeさんの音はほんの一部でしかない?
GooDee - そうですね。僕、基本的に1日1曲は絶対に作っているので、いろんな曲がいっぱいあります。
- トラックは完全に仕上げちゃうんですか?
GooDee - そこもまちまちなんですが、僕はあんまり仕上げすぎたトラックをラッパーやシンガーに渡すのは良くないと思っているタイプなので、ビート感とノリが見える程度のとこで止めておくことが多いです。尺も決まってなくて、好きなところで切っていいし、みたいな。ここはフック、みたいな構成もつけておきますけど、まあそこも自由に解釈していいし、いじってもらうこと前提で雰囲気を掴んでもらう段階までビートを作る感じですね。

いつの間にか渦中にいた
- ここからはGooDeeさんがプロデュースしてきたアーティストについて伺います。まずはYo-Seaさん。
GooDee - 音楽的なこともちろんめっちゃあるんですけど、彼はポジティブなことを人に言うのを我慢しないんですよね。良いと思ったら、その場で伝えてくれる。こういうとこが良いよね、みたいな。日常的に誰もが(他者に対して)ポジティブな面を見つけることはあっても、実際に伝えるとなると結構恥ずかしかったりするじゃないですか。彼はそこをまっすぐ伝えてくれるんですよ。だからこっちも「あ、やっぱこれでいいんだよね」と納得できる。Yo-Seaと一緒にいるようになって、ポジティブになれましたね。あいつには本当にそういう力がある。音楽的にも驚かされることばかりです。
- お会いしたことはないですけど、MCを聞いていると心が綺麗な方なんだろうなといつも思います。
GooDee - 同感です。考えるよりも先に言葉が出てくるタイプ。今日のインタビューでもわかるとおり、僕は結構おしゃべりで明るい人間ではあるんですけど、もともとは結構暗い人間だったんですね。FOADの音楽はそういう面から膨らませた世界観だったりもするし。Yo-Seaと出会って一緒に制作したり、旅行に行ったりする中で、かなり僕自身が明るくポジティブになったと思います。
- IOさんはいかがですか?
GooDee - IOさんとはAOTLに入ってすぐお会いしました。『four』でご一緒させていただいたんですが、IOさんは札付きのクールじゃないですか。僕は一人っ子だから、かっこいいお兄ちゃんってこういう感じなのかなって。しかも実際にお会いしてる時は、いつもジョークを言っているんですよね。
- 本当にかっこいいエピソードですね……。
GooDee - そのジョークの最後に隠されたメッセージは「俺には気を使わなくていいんだよ」ってことだと勝手に解釈しています。もちろん、こんなこと本人から聞いたことないし、僕の勘違いかもしれないけど、常に対等な関係性で喋ってくれるんですよね。あと僕が何かしら作品を発表すると、ちゃんと言葉でお祝いしてくれるんです。昨日もIOさんの武道館に行かせてもらったんですが、楽屋で「ありがとうございました。GooDee先生」って。こっちからしたら「いやいやいや!」って感じなんですけど(笑)。IOさんはクールだけど、ただかっこつけるだけがかっこよさじゃないってことを体現されているというか。
- 『four』はIOさんのキャリアの転機となった作品だと思うのですが、そういう作品に携わったことはどんな経験になりましたか?
GooDee - 当時はわけわからずやっている状況でしたね。3Houseも、Yo-Seaもプロデュースさせてもらっていて、その時にIOさんとセッションさせてもらう機会をいただきました。その時にフィールできて以降、どんどんいろんな曲を一緒に作るようになりました。だから一曲一曲でベストを尽くすことしか考えてなかったかもしれないです。そしたらいつの間にか渦中にいたというか。あと、僕はヘッズだったわけじゃないので、IOさんに対して過剰なリスペクトフィルターがかからなかったのも良かったかもしれないです。
- なるほど。
GooDee - だから『four』のリリース日にApple Musicとかを見て、ようやく実感した感じでしたね。

Mk.geeの音楽はかなり好き
- ちなみに最近はどんな音楽を聴いているんですか?
GooDee - 僕が結構意識しているのは、特定のアーティストのアルバムをずっと聴かないようにしています。それやっちゃうと、僕、めちゃくちゃ影響を受けてそれっぽい作品しか作れなくなっちゃうんです。だから普段は新譜をざっとチェックして、気に入った曲のプレイリストを作ったら、シャッフルで流していますね。「ヤバいトラックのプレイリスト」とか大枠の仕分けだけして。
- 最近「ヤバいトラックのプレイリスト」に入った曲を教えてほしいです。
GooDee - いっぱいあるんですけど、代表的なのだとMk.geeの音楽はかなり好きです。あの人の音楽はもうオリジナリティがありすぎて、インスパイアを受けようもないというか。つい最近Justin Bieberのアルバムが配信されて。最初はApple Musicにクレジットが載ってなかったんだけど、僕は絶対にMk.geeの音だと思ったんです。そしたら後日、Mk.geeが入っているのが明らかになって。ギターの音でわかります。それくらい好きです。
- 今日お話しを伺って思ったのは、GooDeeさんは感覚を言語化する能力に長けてますよね。
GooDee - それはあるかもですね。ラッパーやシンガーの人たちってかなり感覚で物事を伝えてくるんですよ。IOさんは4行くらいの詩が送られてきて、「これでイントロを書いてほしい」とお願いされたりもしますし。この人が思っていることをこの音に変換しよう、みたいなトランスレーションをしているから、自分の思考も言語化できるのかもしれません。
- 『CROSSROADS』はGooDeeさんにとって序章のような作品だと思いますが、今後の活動に対する展望を教えてほしいです。
GooDee - シンガー兼プロデュース兼トラックメーカーっていう特殊な立ち位置を目一杯活かせるような活動をしたいです。8月にはタイで現地のミュージシャンとソングキャンプをする予定です。海外のミュージシャンとも積極的につながっていきたいし、国内のアコースティックなミュージシャンとアンビエントな作品を作ってみたいとか、いろんなアイデアがたくさんあります。もちろんラッパーの人とやるためのトラックもたくさんあるし。
- 可能性は無限大という感じですね。
GooDee - そうですね。みんながなんとなく耳にしていた海外の音楽を作っていたのが、実はGooDeeだったという状況を作りたいですね。
- またGooDeeさんの音はJ-POPからの需要もありそうです。
GooDee - やりたいっすね。僕、いろんなフィルターを取り除いて音だけで判断する能力は長けている自信があります。たとえば、全然違うジャンルだけど、この人とこの人の声質は近いから二人でコーラスを作ってみようとか。そういうマッチアップをうまく作れます。
- ライブの予定はありますか?
GooDee - まだ曲数が少ないので……(笑)。アルバムでトライしたいことがたくさんあるので、いわゆるGooDee with Friendsみたいなノリではなく、純粋なGooDeeのワンマンとして成立するような形を再来年くらいまでに作りたいなと思っていますね。あとルーパーを使って、ドラム、ベース、ギター、ピアノを一人で弾いて、全部の音が重なったら歌い出すようなライブをやってみたい。アイデアはたくさんあるので、それらをスケジュールに落とし込んで良い形で実現させられるように頑張りたいです。

Info

GooDee
EP「CROSSROADS」
LABEL:AOTL
Release Date:2025/07/4
Tracklist:
1.Crossroads
2.E.C.E.G
3.Sooner or later(Yo-Remix) feat. Yo-Sea
4.Deep Inside
5.Life is Journey
6.Wrong or right feat.3House
配信リンク:https://aotl.lnk.to/crossroads
