【インタビュー】Mom『終わりのカリカチュア』|アンビバレントなものを記録すること
ヒップホップやロックなどジャンルの垣根を越え、独自のポップミュージックを追求するMomが待望の4thアルバム『終わりのカリカチュア』をリリースした。
昨年リリースされた前作『21st Century Cultboi Ride a Sk8board』はスマッシュヒットを記録した“あかるいみらい”が収録されているだけでなく時代の空気を的確に捉え、独創的なポエジーを持つストーリーが構築されたコンセプチュアルなアルバムだったが、今作は音楽性、メッセージ性共に幅を広げた豊かな作品である同時に、より切迫感を増した鬼気迫る表現が見られるアルバムとなっている。
前作から今作『終わりのカリカチュア』に至るまで、Momの内面にどのような変化があったのか?それを解き明かすべく話を訊いた。飄々とした語り口ながらも、そこには現状を見据える鋭利な視線と、表現者としての意志が確かに現れていた。
取材・構成:山本輝洋
撮影:寺沢美遊
- まずはリリースおめでとうございます。今作は19曲とボリューミーな内容になっていますが、収録された楽曲はいつ頃から作り始めたものなのでしょうか?
Mom - いつも結構ぬるっと制作が始まって、「こういうアルバムを目指して作ろう」っていう感じで始めることはなくて。『21st Century Cultboi Ride a Sk8board(以下、Cultboi)』を去年の7月に出したんですが、リリース時期の延期もあったりして、作品自体は春頃には出来ていたんです。だから、それこそ夏頃には新しい曲の制作自体は始めていたのかなと。明確には覚えていないんですが(笑)。
- 『Cultboi』のリリースと同時並行ぐらいのタイミングで作り始めたんですね。
Mom - そうですね。出来ていた曲もあったと思います。
- ちなみに、この中で一番最初にできた曲はどれですか?
Mom - “恋はみずいろ”じゃなかったっけ?でもそれ以外もスタッフに聴かせる前の状態ではできていたかな。
- 『Cultboi』の収録曲と同時期ぐらいに作られていたものも結構ありますか?
Mom - 『Cultboi』の曲自体は2019年とかに出来たものばかりなので、制作時期自体は離れているんですけど。その間にいろいろアートワークやミュージックビデオの制作をする時間が多分あったはずなので、同時期っていうほどじゃないんですけど、近いものもありますね。
- “あかるいみらい”のヒットなども含め、前作から現在に至るまでの1年間で変化したこともあると思いますが、特にご自身の生活やマインドの部分で変化した部分はありますか?
Mom - なんだろう……引越ししました。世田谷に引っ越して、それは割とワードとして散りばめていて。街の空気感っていうのを出したいなと思って。それが一つあるから、そういう空気感だったりとか、心持ちみたいなものは曲に直結するものなので。今までの作品もそうだけど、物語として一つそういう要素 を入れました。引越しはキーかもしれないですね。
- それまでは埼玉に住んでいたんですよね。そこから世田谷に移られたと。
Mom - 道の広さとかも全然違うし、影響はされてると思いますね。
- “246”や“Momのデイキャッチ”などで「世田谷」というワードは頻繁に出てきますが、世田谷はMomさんにとってどのような街ですか?雰囲気だったり、好きなところや、嫌いなところなどを伺いたいです。
Mom - 世田谷というか、「街」っていうものって、もうちょっと範囲としてぼんやりした、もう少し観念的な表現だったりするので。でも、埼玉とはまるっきり違うなと、帰ったときに思いました。人も多いし、人の歩く速度とかも全然違うし、身なりも違うし散歩をしながら観察したりするのが好きなので、これだけ環境が違うと人も違うのも当たり前だなと思いますし。でも、日々影響されてる感じはしますね。
- 移り住んだことでマインドの部分に具体的な変化があったわけではなかった?
Mom - それはあんまり。気分は変わったけど、精神的には地続きな感じがします。
- “Momのデイキャッチ”の中で「世田谷の空は狭すぎる」という歌詞があったので、移り住んだこと精神的に圧迫感があったのかなという想像をしていて(笑)。特にそういうことがあったわけではないんですね。
Mom - そうですね(笑)。もう少しヒップホップ的な方法論を含んだ表現という感じです。
- 本作を通して聴いてみて、前作以上にリズムパターンや音楽的な部分の幅が広がったような印象を受けて。特に“終わりのステップ”と“祝日”で2ステップのリズムパターンを取り入れていることが印象に残ったんですが、2ステップやダンスミュージックは元々聴いていたんですか?
Mom - そうですね、2000年代初頭とかのUKガラージが結構好きで聴いてて。速いビートと、ちょっとアブストラクトな音というか。当時UKのクラブで流行っていたような曲だったり、Craig Davidみたいなメインストリームのアーティストのヒット曲を聴いても、もちろん時代物としての魅力もあるんだけど、今聴いても、まだまだ音楽として模索出来そうな可能性があるなと思って。でも今回は、全体を通してサウンドを直接的に意識することはしないようにしようと思ってました。もっとリリックや内面的なところから自然と出てくるものを意識して書けたらいいなってところがあったんです。
- そう思ったのは、何かきっかけなどはあったのでしょうか?
Mom - 元々ジャンルとか、色んな時代ごとの類型みたいなものには懐疑的だったりして。あんまり「ムーブメント全体で好き」っていうものは無いんですよ。結局その時代の熱狂からみんなが冷めた時、時間がある程度経過したらサウンドとかそういうものよりも、純粋に歌として聴くと思うんですよ。サウンドっていうのは100%風化していくものだし、そこにノスタルジックな感覚もあるからネガティブなことじゃなくて、むしろ美しいことなんですけど。ここから10年、20年経って同じように「こういうサウンドだから凄い」と言えるかと言えばそんなことは絶対に無いと思うし、たくさんのミュージシャンが「歌」っていうものを凄く意識的にやってたんじゃないかなってことを、90年代の日本の音楽とかを聴いていたら思うので。そういうある種の表現としての純粋さを自分の中で突き詰めていきたいなと思っていて。もっと、そこから湧いてきたものを自由にサウンドとして形成していくっていう手筈で。
- 文脈や「リバイバル」といった記号的な部分より、もう少し本質的な物を追求したいという。
Mom - そうですね。文脈や連続性みたいなものは絶対に逃れられないし、凄くフレッシュなものも突然生まれるものではないじゃないですか。そこには自分の中でジレンマもあるし。自分は、それこそ色んな音楽を体系立てて考えるのが好きなタイプだと思うんですよ。でも、そういう音楽の独創性みたいなものを模索していく中で、今簡単に迎合されるようなことは絶対にやりたくないっていう気持ちもあるし。その中で感情的な部分を大事にしていくことの方が、今は意義のあることだなと。それは時期的な話もあると思うんですけど。
- 今作では、安易に記号的な言葉で括られることを拒否するスタンスが歌詞の中で直接的に現れていますよね。前作の中でも「怒り」や「不安」といった感情はダイレクトに出ていたと思いますが、それは前作のコンセプトの中でストーリーテリングの一環として機能していたところがあって。一方で今作では凄くダイレクトに、ストーリーというベールが剥がれたところで直接的に出ている印象を受けました。今作でそのような表現に至った経緯や理由はどんなものだったのでしょうか?
Mom - 自分の内面を吐露するっていう意味では、『Cultboi』の前に出した『Detox』というアルバムでフォークミュージック的に表現していて。そこからコンセプチュアルな『Cultboi』っていうアルバムを作って......『Cultboi』は表向きはパッケージングされたような印象にしているけど、割と自分のパーソナルな部分をダイレクトに投影しているもので。そのヒリヒリしたところを含めて物語としてまとめていくっていう構築の仕方だったと思うんですけど。今回は印象として剥き出しの感じというか、結構色んなことを自分のこととして生々しく歌ってるものが多いと思うんです。それは、最初に「ヒップホップアルバム」を作りたいなと思って。ラッパー的な語り口で、ラッパーという存在を通して物語を見る感覚というのをやりたかった。ヒップホップって、ラッパーとしてのリリックっていうものは他のジャンルのリリックと全然距離感も違うし、印象も全然違う。エンタメとして「これはリアルだ」とは言うけど、意外とみんなそういうことも無かったりするじゃないですか。でも、それを本当に自伝的なものだと思わせちゃうような「剥き出し感」みたいなもの、自分が今そういうものを強く求めていて。何も聴けないような状態が結構長くあったので、その中で自分が好きだった過去の良い歌を聴いてて。より生々しいものを作りたいなっていう中で......。
- ヒップホップ的な手法を選択したと。
Mom - そうですね。
- 前作のインタビューをさせて頂いた際に、『Detox』について「自然主義的な、四畳半フォーク的な方法論で作った」というお話をされていましたが、確かに今作は通して聴いた時に凄くヒップホップ的な印象を受けました。ヒップホップ的なリリックの在り方って、ある人物の視点がそこに存在していて、そこから見えた景色や状況の記録として成り立っているものだと思っていて。前作がストーリーテリングに力を置いていたとしたら、今作は「記録」という側面が強いなと感じたんです。そこは意識されたところでしょうか?
Mom - そこは凄く意識して作りました。音楽というものは、それこそTikTokもそうですけど「今熱狂する」ために存在するものとしての側面と、表現としてその時代に作られて、残っていくものっていう側面があると思うんですよ。自分が「何も良くないな」みたいな、何に対しても心が動かない脱力したような状態がずっとある中で、自分が好きだった歌だったり、20年、30年前の歌や映画や言葉だったりっていうものに、凄く救われる感じがしたというか。一つ、感情を記録する役割が表現にはあると思っていて、それは歴史とかじゃ分からないことじゃないですか。凄く遠い、ただ事実としてそこにあるだけのものってあまりピンと来ないけど、表現を通して......民俗学とかもそうだと思うんですけど、市民の声みたいなものが一番生々しく伝わるものが表現だと思うんですよ。その時代を知るための手引きとして一番親近感が湧くし、それを見て「意外と同じようなこと思ってるんだな」って思ったりするし。そういうものは今生きている自分にとって凄く温かみのあるものとして映るし、救いになるなと思って。
- なるほど。しかも、曲中で日付や場所が明確に示されている辺りからも、そういう意図が感じ取れるというか。
Mom - それはリスナーのことを考えてではなく、もっと自分の個としての記録というか、自分が2021年という年にこういうことを考えて、こういうことを歌いたいっていう。もちろんスッと答えが出るものだけじゃなくて、もっとゴツゴツしたものだったり、色んな矛盾する感情が拮抗したりもしているわけで。でも、人間ってだから愛おしいっていう部分もあるし。社会の中で個として何か言いたいと思っている自分っていうものを切実に見つめて、それを残すことで、後々自分みたいなやつが色々気に喰わないことを抱えている中で聴いて「なんだよ、意外とこういうのもあるじゃん」って思ってくれるのが、作る人間として一番良いことだと思うので。もちろん今も聴かれたいけど、でもそれだけじゃない。もっと歌として残っていくような......絶対なものは無いと思いますけど、より永遠に近い形として残っていくものの方が希望もあるし(笑)。そういう感じですかね。
- なおかつ、ご自身もそういうものに救われてきたからこそってところですよね。
Mom - そうですね。
- 「拮抗した感情を両方とも記録したい」と仰っていましたが、アンビバレントな感情や二項対立的な正反対のワードが一緒に出てくるような歌詞は、特に今作では多いですよね。中でも「狂う」と「まとも」や「正気」という言葉の対比がかなり印象的だったのですが、今作の歌詞における「狂っている」状態って、Momさんの中ではどのように定義されているんでしょうか?
Mom - 音楽って、スポーツとかと同じようにいっぱい人が集まって「みんなで元気出して頑張っていきましょう、繋がっていきましょう」みたいなことに使われやすいものだと思っていて。政治利用ももちろんされやすいものだと思うし。でも、僕は人が持ってる感情を規定されるようなことって絶対にあっちゃいけないと思うんですよ。そこには絶対に、そこからあぶれる人間っていうのがいるし。最近だと、例えば映画のキャッチとかでも「泣ける」みたいなことを言っちゃったりするじゃないですか。
- 「〇〇回泣けます」みたいなコピーの映画が何年か前にありましたね(笑)。
Mom - そういうことは本当に下品だと思うし。でも、作り手も嬉々としてそこに乗っかっていく。それって一生終わらないものになっていくっていうか。そういう即物的な感情、エンタメ的にデフォルメされて規定されていく感情が凄く怖いなと思っていて。だから、オリンピックの話とも繋がりますけど、「みんなで繋がって前に進んでいきましょう」っていうのは、個っていうものがどんどん均質化していくというか。でも、コロナもここからどうなっていくか誰も予想出来ないし、まだまだ絶望的な状況に晒される。しばらくフラフラした状態が続く中で、ただそういう「繋がっていきましょう」とか「絆」とか、「みんなで集まって頑張りましょう」みたいなことじゃなくて、もっと内面的な、元来みんな色んなことを思っていて、簡単に切り分けられない感情っていうのがいくつもあって。それが感じられなくなっていくことが一番恐ろしいことだと思うんですよ。それが表現によって発露していって、「俺ってまだまだいけるな」とか、「まだこんなものじゃないぞ」ってなった方が、絶対にみんな生きていけると思うんですよ。そうやってエンターテイメントってものが、人のエモーショナルな部分を単純化していっちゃいけないと思うし。だから「狂い」っていうのは、自分にとってはそれが感じられなくなっていくことかなって。
- 個々の本来持っている拮抗した感情がせめぎ合っている状態や、複雑かつ豊かなものが紋切り型の理解で切り取られていくことを恐れているメッセージは全編を通して伝わるところですよね。だからこそ拮抗したものが同居している楽曲が、そこに対する反発になっているんでしょうか。
Mom - 反発でもあるけど、自分が正気を保つためにやっていることでもあるし。避けようとしてもそういうものがそこら中にある中で、自分の中に強いものをちゃんと持っておきたいなっていうのはいつも思っていますね。しかも、同じように思っている人もめちゃくちゃいっぱいいると思うんですよ。それをみんながスッと言語化出来るわけじゃないし、表現っていうのはそういうものをぶつけるものだから。自分が思っていることと同じようなことを言っていたり、もっとくっきりとそれを捉えている人の言葉を見たりすると、ちょっと嬉しくなるというか。もちろん嬉しさだけじゃないし、寂しさだったり絶望感もそこにはあるんだけど、「まだやれるな」っていう気持ちになるなと思って。だから、そういうものをちゃんと作らないとダメだなっていうことを、今回は結構意識していたと思います。
- ちなみに、先ほど長い期間何も聴けない時期があって、その中でMomさん自身が本当に好きな歌や映画などを思い起こしたことが今作に繋がったとお話されていましたが、特に今作の制作期間中によく聴いていたり、改めて聴き直したような作品はどんなものでしたか?
Mom - Fishmansですね。
- 「世田谷」というところとも繋がってきますね。
Mom - それはめちゃくちゃありますね。土地っていうものが。だから「世田谷三部作(編注:『空中キャンプ』、『LONG SEASON』、『宇宙、日本、世田谷』の三作)」をよく聴いていて。癒しとかじゃないし、聴いてて凄く重たい気持ちになったりするけど、それも含めて「表現ってこういうことだよな」っていうか、生々しいものがエネルギーとして受け取れる感じもあるし。後は、THA BLUE HERBも聴いてました。地方から東京に向けて発信している感じも含めて、当時の日本でヒップホップをやるっていうことに自覚的だなと思って。
- どちらも時代的に重なる部分があるのは興味深いですね。
Mom - 確かにそうですね。ジャンルとか類型的なところでは聴かないんですけど、思い返してみれば90年代の音楽は好きで。それは時代的なこともあるのかなと思いますけど。ロックもヒップホップも、知性でちゃんと繋がってる感じがするし。
- 今作のタイトルは『終わりのカリカチュア』となっていますが、前作にも「終わり」というモチーフは登場しますよね。前作においては「終わり」の定義として「冷笑」だったりメタになりすぎた状態を「終わり」として定義されていましたが、今作における「終わり」はまた意味が違ったものに感じられるというか。より直接的かつ切迫したものとして現れているように思うんですが、今作での「終わり」はどのように定義されるものなんでしょうか?
Mom - 凄くフワッとした話になっちゃうけど、「生きる」っていうことが一つ本当に大きな通底するテーマとしてあって。それを考える上で、「死」っていうものは絶対に連想するというか。あるいは「死」っていうものは肉体的なものだけじゃなくて、もっと精神的なもの......それこそ個がどんどん均質化されていく感じもそういうものとして捉えられるし。もしくは表現としての死や終わりっていうものも、そういうものが効力を持たなくなる時というか。色々と考えていることがあって。凄く漠然と感じる終末感みたいなものも内包してるし。諦めみたいな感情だったり悲観的なところに留まらないで、そこからもっと今を捉えて前に進むような感じにしたいと思っていて。上手く説明できないけど、そういう中で紡ぐ歌を端的に表すようなタイトルをつけたいなと思って。歌っていうのも奇妙なもので、切実な自分の個人的な体験を型に嵌めず、変にデフォルメすることなく紡ぎたいっていう気持ちで作るけど、それを一般化していく中で絶対にめちゃくちゃな状態で世に放つことは出来ないし。歌そのものがそういうジレンマを抱えているものだったりもするので。
- 確実にパッケージングしないといけないものではありますよね。
Mom - それはみんなが昔からずっと苦悩してるところだと思うんですけど。それこそ記録物としての「作品」だっていう。それをタイトルに乗せたかったっていう感じですね。
- ちなみに、このタイトルは制作のどの段階で決めたものなんですか?
Mom - 最初からフワッとキーワードとしてあって。『終わりのカリカチュア』じゃなかったけど。でも「カリカチュア」は入ってた気がしますね。割と早い段階から。
- 「カリカチュア」っていう言葉が入っていることでもう一つ目線が感じられるというか、別の距離感も暗示されていて面白いですよね。
Mom - ちょっと自虐的なところでもあるし。
- “心が壊れそう”のアートワークが自画像だと仰っていましたが、そことも通じるところというか。
Mom - このアルバムのジャケットも自画像ですからね(笑)。
- 正直に出してはいるけど、少し誇張しているところもある?
Mom - そうですね。「怒り」とか「悲しみ」とか、そういうはっきりとしたものでは無いけど、思考の流れを膨らませる......でもそれだけじゃ有効に伝わっていかないんじゃないかなっていう。
- “解体”や“泣けない人には優しくない世界”で歌われている「みんなが泣いているときに/上手く泣けなくてもいいのさ」というワードも、均質になっていくことを拒む個としての在り方を歌っているのかなと思いつつ、一方で「泣けないこと」っていうのが「メタで捉えてしまう」というニュアンスも含んでいるのかなと思って。そこも肯定している点が、複雑にレイヤーが重なりつつ全部を受け止めているようで面白いなと。
Mom - そうですね。大好きな歌です。
- 最後に、今作は凄く切迫したネガティブなところも含みつつ、最終的にはご自身やリスナーがポジティブな方向に向かうためのものでもあると思うんですが、そこを経てMomさんが次に作りたいものや、やってみたいことなどはありますか?
Mom - いっぱいあります。今回もそうですけど、簡単に類型化出来ないものを作りたいです。単純な反発じゃなくて、もう少し野心的なところから生まれるような......探求していく気持ちを常に持っていたいですね。
- 楽しみにしています。
Info
Mom 4th Album「終わりのカリカチュア」
7月28日(水) (ストリーミング、DL、CD)
配信リンク:https://jvcmusic.lnk.to/Owari_no_Caricature ※配信開始は7月28日(水)0:00となります。
CD:VICL-65544 ¥3,000+税
(収録曲)
1. i am public domain
2. フェイクグリーン
3. 終わりのステップ
4. 祝日
5. 恋はみずいろ
6. まなざし
7. ソングスフォージエイリアン
8. 246
9. ワールドイズユアーズ
10. 2021年のロボットダンス
11. そして夢で逢いましょう
12. ヘベレケ
13. 心が壊れそう
14. 解体
15. Momのデイキャッチ
16. 街の灯
17. スキューバダイビング
18. 泣けない人には優しくない世界
19. カーテンコールのその後で
Mom 4th Album「終わりのカリカチュア」TSUTAYA限定ブックカバー付きCD
7月28日(水)発売 /品番:4515778117448/価格:\4,350+税
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info:WWWX(03-5458-7688)
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