iPod誕生15周年。160GBのiPod classicには「アナログ・レコードがヒグマ2匹分」保存できることを可視化したウェブサイト

今月iPodが誕生して15周年を迎えた。iPodは2001年の誕生以来使いやすいUIとシンプルなデザイン、そして「iTunesのライブラリに収めた音楽を外へ持ち出す」という革新的なコンセプトで携帯音楽プレイヤーの市場をリードし、後のiPhoneにもその遺伝子は受け継がれている。

 

デジタル音源やストリーミングで音楽を聞くことが一般的になってきた一方で、レコードで音楽を聞くというスタイルもリバイバル的に流行している。

160GBの容量を誇るiPod classicにはアナログ・レコード何枚分保存できるか?を可視化したウェブサイトがある。ハムスター2匹分の重さ、150グラムほどのiPodには128kbpsでエンコードしたmp3音源なら40000曲を収録できる。凡そレコードアルバム3,180枚分だ。(128kbpsは音源としてあまりよくない音質ではあるが今回は無視してほしい。)

そのレコード総重量は凡そ1400ポンド、635キロとなる。雄のクマ2匹分の重さになる。

スクリーンショット 2016 10 27 11 57 15

その量のすざまじさをウェブサイトにアクセスし、その目で確かめてほしい。

A 160GB iPod Classic holds 40,000 songs and weighs a third of a pound.

RELATED

【対談】横尾秀俊 (Manhattan Records)× 大原一太郎 (Wolfpack Japan) | アナログレコードはどうなっていくのか

2010年代ストリーミングサービスの隆盛と共に再び注目を集めているのがアナログレコードだ。欧米ではアナログとは反対に売り上げが落ち続けているCDの売り上げを抜いたというニュースも出ているように、この盛り上がりは一過性のものではなく定着したと考えても良さそうだ。日本でもアメリカやイギリスほどではない...

THE NORTH FACE STANDARDからレコードバッグの新型が登場

THE NORTH FACE STANDARDから、オリジナルレコードバッグの新型BC CRATES 12と、BC CRATES 7が、8月23日(月)より発売される。

AppleがLogic Pro Xの90日間無料トライアルを提供

新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う自宅待機を余儀なくされている人々のため、Appleが音楽製作ソフトLogic Pro Xの90日間限定無料トライアルを提供することを発表した。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。