UKのクラブが新型コロナウイルス検査の迅速化とワクチン接種の拡大により再開が可能になるとの見解が示される

新型コロナウイルスのパンデミックにより、昨年以来エンターテイメント産業が大きな打撃を被っている昨今。依然として世界中のクラブが閉鎖を余儀無くされているなか、UKのクラブカルチャーにとって一筋の光明とも言えるニュースが報じられている。

Complex UKによると今回、ボリス・ジョンソン首相とNTIA(ナイトタイム産業協会)が、全国的なワクチン接種の拡大と新型コロナウイルスの検査の迅速化により、パブやバー、映画館、飲食店、ギャラリーやナイトクラブといった施設のオープンが遠からず可能になるとの見解を示した。

グレーターマンチェスターのナイトタイムエコノミーアドバイザーを務めるSacha Lord氏は昨日朝にBBCの報道番組『BBC BREAKFAST』に登場し、「“ナイトクラブ”という言葉を聞いた時、私はようやく起き上がれたような気分でした。(ジョンソン首相が)この言葉を発したのはここ11ヶ月間で初めてのことであり、その間彼はクラブの話を一切していませんでした」と、ボリス・ジョンソンがクラブの現状について言及したことへの感慨を明かしている。

これまでUK政府はナイトライフ産業に対する財政支援の不足が指摘されていたほか、クラブの営業を厳しく制限してきたため、今回首相の口からクラブの再開の可能性が示唆されたというだけでも、UKのクラブ業界にとっては大きな前進として受け止められているようだ。

もちろん文化施設の再開にはワクチン接種と検査の拡大が必須であり、また今回示された見解にも「まだ初期の段階」であり「多くの議論が必要となる」との注釈が加えられているものの、UKのクラブが再開する日は着実に近づきつつあるのかもしれない。

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