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京都の古着屋OASIS 2によるPOP UPやDJパーティーも楽しめるイベント『Mobb Drift』が開催

2023.10.31
FNMNL編集部

新大久保のbaconでイベント『Mobb Drift』が11/3(金・祝)に開催される。

京都の古着屋「OASIS 2」によるPOP UP(14-23時）が開催される他、DJ 1-Drinkを筆頭に手練れのDJ/ライブアクトによるパーティーも同日に行われる。インディペンデント・ストリートカルチャーマガジンであるDAWNも夜のパーティーに参加予定だ。フライヤーは写真家の細倉真弓とデザイナーの坂脇慶によるもので、OASIS 2のアトリエにある置物がメインモチーフとなっている。

“Mobb Drift”

一体何を知ることができるだろう？

どんな出会いがあるだろう？

Mobbは有象無象のなんてことない群れを、Driftは漂流を指す。

OASIS 2に倣って言うならば、「Mobb」は地方のなんでもない街で風景と化した身体/衣服のことであり、「Drift」は大量生産された衣服が古着として「お下がり」される過程だろう。“Mobb Drift”に則って衣服を提示することは、ファッションがファスト化する以前以後のあわいを問うことでもある。

仮にクラブを、ある時点では特段見向きもされなかった、発見され得なかった思想や価値観が、漂流の果てに辿り着く係留所だとしよう。くらげのような透明質として海原を漂い、同時に腐食されていく。その時点では、未だ定点を持たず、線を結ぶこともままならない。しかし偶然か何かの縁で陸地に打ち上げられることで、かろうじて像を結ぶこともあるだろう。

人は衣服や音楽を通して朧げながらに「私」の理想や「私」を取り巻く世界とその外部を描いてきた。描かれた図像は見つめられる度に変化し、形が定まる手前で離散してしまう。掴むことができないからこそ、声は煌めく色彩の中で立ち返り、忘れていたことを思い出させる。

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