Seimeiがキャリア初の1stテクノアルバム『A Diary From The Crossing 』をWET TRAXよりリリース
TREKKIE TRAXを主宰する傍らDJ/トラックメーカーとして世界各国で活動してきたSeimei。直近ではロンドンのラジオ局Rinse FMのBen UFOがホストを務めるプログラムにゲストミックスの提供も行った彼が、満を辞してデビューアルバム『A Diary From The Crossing』をカナダのレーベルWET TRAXからリリースした。
Nina KravizやEllen Allienといった著名なDJも楽曲をサポートするWET TRAXとSeimeiの交流は、Seimeiが書くマンスリーチャート内で同レーベルの看板アーティストであるdj genderfluidの楽曲をレビューしたことからスタート。コロナ禍でDJのブッキングが次々とキャンセルされる中、作りためていたというDJユースなテクノトラックをWET TRAXのA&Rにデモとして送ったところ、アルバムリリースを提案され、今回のリリースへと繋がったという。
『A Diary From The Crossing』は、タイトル通りコロナ禍における社会の閉塞感を打開したいというアーティストの気持ちが込められた“Don’t Bend My Life”や、本人に多大な影響を与えたというデトロイトテクノのシンセワークを彷彿とさせる“Kaleidoscope”、SeimeiのDJスタイルにも通ずるエモーショナルかつトランシーなハードテクノの“Log In Log Out”、“Another Dimension”など、今年始めのロックダウン中に彼が感じ取った想いや情緒が反映されたアルバムとなっている。また、シカゴゲットーテックの要素を含んだミニマルトラック“Clap Your 808”や硬いヨーロピアンテクノを思い起こさせるアシッドチューン“HABK”など、オールドスクールなハードテクノやハードハウス、そしてアップリフティングトランスに影響を受けた四つ打ちダンストラックが9曲収録されている。
また10月24日にはレーベル公認のアルバムリリースパーティーが、Carpainterと主催するハードテクノパーティー『Lost Memories』の第二回を兼ねて渋谷Another Dimensionにて開催される。こちらも要チェックだ。
Seimeiからのコメントは以下の通り。
このアルバムは、2021年頭に宣言された緊急事態宣言とそれに伴うロックダウン中に作られました。タイトルにもある通り、渋谷近くの自宅でコツコツ日記的に作った曲をコンパイルしています。そもそもSeimei名義でテクノをリリースするのが初めてでリリースしてくれるレーベルがなかなか見つからなかったんですが、WET TRAXという素晴らしいレーベルがサポートしてくれることになり、本当に感謝です。閉塞感にまみれた昨今ですが、ぜひ楽しんで聴いて下されば幸いです。
Info
アーティスト名: Seimei (読み: セイメイ)
作品タイトル:A Diary From The Crossing(読み:ア・ダイアリー・フロム・ザ・クロッシング)
発売日 : 2021年10月1日(金)
フォーマット: デジタル販売 / ストリーミング
レーベル:WET TRAX
曲目:
- Don't Bend My Life
- Kaleidoscope
- Log In Log Out
- Another Dimension
- Clap Your 808
- Wanna Make You Dance
- HABK
- Blizzard
- Minimaxima
発売URL