謎に包まれたマルタン・マルジェラが自身について語る映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』が9月に公開決定
服の概念を解体し続け新しい美的価値への挑戦を続けたデザイナーのマルタン・マルジェラ。キャリアを通して一切公の場に姿を現さず、あらゆる取材や撮影を断り続け、そのすべてが謎に包まれていた。しかしマルジェラが初めて自身について語る映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』が、9月に渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開される。
これまで一切語ることのなかったキャリアやクリエイティビティについて、そして自身に影響を与えた祖母や子供時代について、重い沈黙を破って本人の言葉でつづる本作。不可能とも思えたこのドキュメンタリー映画を作り上げたのは、『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』や、マルジェラ同様、アントワープ王立芸術学院出身のファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』を手掛けたライナー・ホルツェマー。
これまで30 本以上のドキ ュメンタリー作品を発表してきたドキュメンタリーの名手が、難攻不落と思われたマルジェラ本人の信頼を勝ち取り、「このドキュメンタリーのためだけ」「顔は写さない」という条件のもと、謎に包まれてきた「マルタン・マルジェラの素顔」を少しずつ明らかにしていく。
初めて公表するドローイングや膨大なメモ、7歳で作ったというバービー人形の服などプライベートな記録を見せ、ドレスメーカーだった祖母からの影響、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタント時代、ヒット作となった足袋ブーツの誕生、世界的ハイブランド、エルメスのデザイナーへの抜擢就任、そして51歳での突然の引退までの全てを自身が語る。
解禁となったティザービジュアルは、マルジェラのキーカラーである「白」を主役としたデザインに。マルジェラの代名詞とも言えるシルバーに輝く足袋ブーツほか、洗練されたスタイルを覗かせる場面写真も到着した。
Info
『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』Martin Margiela: In His Own Words(ドイツ、ベルギー/2019年/90分/16:9/英語、フランス語)
監督・脚本・撮影:ライナー・ホルツェマー(『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』)
撮影:トゥーン・イレハム/編集:ヘルマー・ユングマン/音楽:dEUS
出演:マルタン・マルジェラ(声のみ)、ジャン=ポール・ゴルチエ、カリーヌ・ロワトフェルド、リドヴィッジ・エデルコート、キャシー・ホリン、オリヴィエ・サイヤールほか
日本語字幕:額賀深雪
配給・宣伝:アップリンク
■公式サイト https://www.uplink.co.jp/margiela
■公式Twitter https://twitter.com/MargielaMovieJP
■公式facebook https://facebook.com/MargielaMovieJP
9月17日(金)より全国順次公開
渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか