NY在住アーティストTOYA HORIUCHIが手掛けたFIRST DOWNのダウンジャケットが登場

NY在住アーティストTOYA HORIUCHIが手掛けたFIRST DOWNのダウンジャケットが登場。

90年代にニューヨークからスタートし、アーバンなムードとアウトドアを融合させた スタイルで人気を博したFIRST DOWN USA。なかでもアイコニックな全面に雪山柄をデザインした「MOUNTAIN PRINT REVERSIBLE DOWN JACKET」は、某ストリートブランドがサンプリングしたことによって再び人気が再燃した。当アイテムは、NY在住のアーティストであるTOYA HORIUCHIが特別にデザインしたスペシャルアイテム。

TOYA HORIUCHIは昨年から自身の手によるペインティング作品の製作に取り組んでおり、そのペインティング作品はいずれも山を描いたものであったことから、「MOUNTAIN PAINTING REVERSIBLE DOWN JACKETが実現。

何か自分でも残せないだろうか。 ちょうどマウンテンペインティングを作り終えた頃だから 3 月の頭だったと思う。ニュー ヨークでの初のエキシビションが数週間後に迫っていた。

自分自身初のペインティング作品で、何も分からない手探りの状態で一年近くかけて少しずつ作り上げてきた。描いた山には自分の記憶や昔見た風景、感情なども含まれていて、 ある意味セルフポートレイトと言ってもいいかもしれない。

そんな全てが差し迫った 3 月中旬、全てがひっくり返った。コロナウィルスだ。 展示は中止になり、ものの1週間でニューヨークは外出禁止令が出され、街から人が消え、感染者と死者の数だけが異様に伸び続けていた。 もしかしたらこのマウンテンペインティングは一生人の目に触れられないかもしれない。 とさえ思った。それとほぼ同時期にFirstDownと仕事の話をする機会があり、昔に作られたエベレストが プリントされたダウンジャケットの写真を眺めていた。 良い山だ。一年間山と向き合い、描き続けてそう思った。 その時にこのマウンテンペインティングがダウンジャケットになるイメージが浮かび上がってきた。

そしてもし 20 年後に誰かがこのダウンジャケットを見て、これが作られたのが 2020 年だと知ったら何を思うだろう。 この時代だろうか、コロナウイルスだろうか、ニューヨークだろうか、何かのペインティ ングだろうか。それとも4月頭の晴天の青空だろうか。

自分はこのマウンテンペインティングで何を残せたのか。

TOYA HORIUCHI

アイテムの発売を記念し、12月18日(金)よりBEAMS T 原宿にて、TOYA HORIUCHIのマウンテンペインティングの展示・販売を兼ねたアートショー『TOYA HORIUCHI FOR FIRST DOWN』が開催される。ダウンジャケットの他にも TOYA HORIUCHIのアートワークを落とし込んだウエアも販売予定となっている。

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