新型コロナウイルスによる音楽関係の仕事への影響を聞いたアンケート結果が発表

日本ポピュラー音楽学会が実施した新型コロナウイルスによる音楽関係職への影響を聞いたアンケートの結果が発表されている。

このアンケートは「音楽に仕事として関わる個人」を対象にして4/9~4/16まで行ったもので、有効回答数は895件だった。イベントなどの自粛要請により、ほとんどの仕事がなくなったと回答した人が43.5%、決まっていた仕事が全てなくなったと回答した人が43.1%にのぼり、全回答者のうち実に86.6%が仕事の7割以上がなくなったという。

同じく3,4,5月分の収入が9割〜全てなくなってしまった人が50%を超え、7割以上減った人を合わせると全体の70%以上となる。こうした事態を受けて回答者の3割近くが仕事を廃業するレベルで困っているという深刻な実態も明かされている。

影響を受けている人の中では「3.4.5.6.7月で約2000万円ほどの仕事が無くなりました」という声や、「決まっていた仕事は全てなくなった。5月もほぼ中止決定、6月以降も中止が濃厚」となり「他の仕事を探さざるを得ないです」という声も紹介されている。アンケートはこちらから見ることができる。

RELATED

愛知で開催されたフェス『NAMIMONOGATARI 2021』が感染対策のガイドラインを守らずに大きな批判を浴びる | 来年以降は県施設の使用は不可能に

昨日8/29(日)に愛知・常滑市の愛知国際展示場で開催された野外フェス『NAMIMONOGATARI 2021』が大きな批判を集めている。 国内の世代を超えた人気ラッパーが出演した『NAMIMONOGATARI 2021』だが、観客やアーティストがSNSにアップした画像や動画で、マスクなしで...

岡山の名ベニューYEBISU YA PROが経営危機により2回目のクラウドファンディングをスタート

岡山のライブハウス・クラブとして2010年にオープンしたYEBISU YA PROが、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めが効かない状況が続いていることにより、本日5/15(土)から2回目となるクラウドファンディングをスタートさせた。

Gucci ManeやLil Pumpらがマイアミでマスク無しのパーティに参加していたことが報じられる

新型コロナウイルスのパンデミック以来、マスクは我々の生活にとって欠かせないものとなっている。マスクを着用しないまま人の密集する場所やパーティに足を運ぶことは自分自身や周囲を危険に晒してしまうこととなるが、今回、多くのセレブがマスクを着用せず集まるパーティが開催されてしまったことが報じられている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。