Mannie FreshがScott Storchとのビートバトルを振り返り「真の勝者は俺だ」と語る
先日、Instagramライブ上で開催されたScott StorchとMannie Freshによるビートバトル。伝説的なプロデューサー二人がそれぞれのヒット曲やエクスクルーシブな新曲を続々と披露し大きな反響を呼んだこのバトルは、視聴者の反応という点においてScott Storchに白星がつく形で終わった。そんな二人のビートバトルについてMannie Freshがインタビューの中で振り返っている。
Complexによると、ラジオ番組Breakfast Clubに出演したMannie Freshはビートバトルについて振り返り、Scott Storchがラップ以外のトラックをプレイするなどルールが明確ではなかったことに困惑したとして、「ヒップホップなら、ヒップホップじゃなきゃいけないだろ。ヒップホップのビートバトルだとは聞いていたが、R&Bのビートバトルだとは知らなかった」と語った。R&Bなどラップ以外のトラックをプレイし雰囲気を変えるScott Storchの予想外の戦略に翻弄されていたことが分かる。しかしバトル自体は彼も楽しんでいたようで、「俺はもっと頑張れた」と語りつつも、「多くのヒット曲が同じプロデューサーによって作られたことを若い世代に気づかせることが出来た」として、この催しが意義あるものだったと振り返っている。
一方でStorchの勝利については「お前は自分が作った訳じゃない曲もかけていただろ。俺はルールを守ったし、俺が流したのは全部Mannie Freshがプロデュースした曲なんだ」と語り、例えば“Still D.R.E.”など自分一人が手掛けた訳ではない楽曲を使用していたStorchに対し自身はあくまでルールを遵守していたことを主張している。さらに「バトルに勝ったのはあなたですか?」という質問に対しては「ああ、もちろんだ」と答えているため、先のバトルの真の勝者は自分だと考えているようだ。
勝敗やルールはともかく、多くのヒップホップファンを熱狂させたScott StorchとMannie Freshのビートバトル。今後も他のプロデューサーによるバトルを是非観てみたいものだ。Mannie Freshのインタビュー全編はこちらから観ることが出来る。