Juice WRLDが亡くなる直前に警察の捜査から逃れるために複数の鎮痛剤を服用していたことが明らかに
2日前に突如この世を去ったJuice WRLD。多くのアーティストが彼に対し哀悼の意を示す中、徐々に彼が亡くなった当日の状況が明らかになってきた。
TMZによると、今週日曜日にカリフォルニアからシカゴのミッドウェー国際空港に自身のプライベートジェットで移動していたJuice WRLDとクルー達は当時、複数の銃を所持しており、プライベートジェットの操縦士はそのことを地上の当局に予め警告していたとのこと。その後、Juice WRLDらが着陸した際に、待機していたFBIとFAA(連邦航空局)の捜査官により機内の捜査が行われた。そして、その際にJuice WRLDは捜査の目をかいくぐるために、鎮痛剤であるパーコセットの錠剤を複数服用したそう。それにより、彼がオーバードーズを引き起こした可能性が高いとみられている。
また、Juiceは当局が機内を捜査している最中に痙攣を起こし、その後心停止したとChicago Tribuneは伝えている。彼が痙攣を起こした際に、捜査員が強力な麻薬拮抗薬ナロキソンを与えたことにより、Juiceは意識を保っていたものの、ろれつが回らない状態だったとのこと。捜査の中で警察は計3つの銃を発見し、同時にJuice WRLDの2人のボディガードを逮捕、さらにJuiceらクルーの荷物からは約32キロのマリファナとコデインの入ったボトルが6本発見したそうだ。逮捕された2人のボディガードは銃器に関する軽罪で起訴されている。
加えて、TMZが入手した当時の音声によると捜査員は現場の従業員に向けて、救急車を何度も要請したそう。その後、救急隊員はJuice WRLDを安定させるために40分近くを費やしたと伝えられており、最終的に近くの病院に搬送された彼は現地時間の午前3時6分に息を引き取ったとのこと。月曜日に検死が行われたものの、現時点ではまだ直接の死因は明らかになっておらず、さらなる検査が必要だそうだ。
ドラッグや銃を所持していたことは決して擁護することは出来ないが、当時の彼の状況を思うと胸が痛む。願わくば、焦ってドラッグを服用せずに素直に警察の指示に従っていて欲しかったというのが正直なところである。