SoundCloudがRepost Networkを買収しアーティストへの貢献度を高める事を発表

5月23日にSoundCloudは、権利管理および配給会社であるRepost Networkを買収するための最終契約を締結した事を発表した。

SoundCloudのCOOのMichael Weissmanは、Billboardに発表した声明の中で「SoundCloudは、アーティストのニーズを解決するためのツールやサービスをさらに増やす事に注力しています。 私たちはSoundCloud Premierプログラムと最近発売したディストリビューション製品で基盤を築きました。そして今回、私たちはさらに一歩前進します。 Repost Networkの買収により、SoundCloudは、クリエイターがキャリアを築くのに役立つ最も包括的なツールセットを構築し、有意義に前進を遂げます。」と述べた。

今回の買収により、SoundCloudは配信、分析ダッシュボード、コンテンツ保護など、Repostのツールとサービスの「シームレスなアップストリーム」をアーティストに提供するという。

Repost Networkの共同創設者兼CEOのJeff Ponchickは「Repost Networkは、収益化を始める初期の頃からSoundCloudと連携してきました。我々は世界最大のオーディオクリエイターコミュニティに加わる事を光栄に思っております。私たちの使命は、アーティストがオーディエンスを介してオンラインで生計を立てる事を支援する事です。SoundCloudファミリーに参加することで、さらに多くの新人アーティストが次の一歩を踏み出すことができるでしょう」とSoundCloudに参入する意気込みを述べている。

契約は今後数週間以内に完了する予定であり、契約条件は明らかにされていない。今後さらなる真価を遂げるSoundCloudに期待だ。

RELATED

SoundCloudがファンのサポートが直接アーティストの収益に反映される「Fan-Powered Royalties」システムを導入

インデペンデントなアーティストにとっての大きな課題は、自身の音源からいかにして収益を得るかという点だろう。もちろん現在は様々なサービスにより以前と比べ音源の収益化は容易となっているが、依然としてアーティストに還元される金額の割合が少ないのもまた事実。そんな中、SoundCloudが新たな収益モデル...

Smokepurppが「史上最高のSoundCloudラップ5曲」を選ぶ動画が公開

Lil Pumpと共にSoundCloudラップを牽引してきたことで知られ、先日ニューアルバム『Deadstar 2』をリリースしたSmokepurpp。そんな彼が、「史上最高のSoundCLoudラップ5曲」を選びコメントと共に紹介する動画がComplexから公開された。

SoundCloudが利用規約の変更を予告|新たに15曲以上のアップロードには課金が必要に

気軽に音源をアップロード出来る便利さから多くのアーティストに親しまれるSoundCloud。これまで資金不足や閉鎖の噂、またアップデートに伴う改悪などで物議を醸してきた同サービスが、一般ユーザーにとって重要な変更に踏み切るようだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。