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Drakeが「文化の盗用」という批判に対して応答する
しばしば音楽シーンにおいても他の文化圏から生まれたジャンルなどを、白人などが拝借して使用する、いわゆる「文化の盗用」が問題になっている。最近ではAriana Grandeが「七輪」という漢字をタトゥーにしただけで、批判されるなど時に過剰になりすぎるきらいもある、この話題。ダンスホールのアーティストなどから文化の盗用を指摘されることも多いDrakeが、BBCの1Xtraの番組に出演して、文化の盗用について語っている。
UKでもDrakeの名前は賞賛と同時に、批判されることも多く最近でもベテラングライムMCのWileyがDrakeを批判している。これに対しDrakeは「『あいつは文化の盗用をやっている』」と言われることもある。ただおれはこの言葉がどういう意味合いなのかわからないんだ。みんなは何かを認めたり、支持したりしないの?」と自身の行動は、純粋にその音楽が好きだからこそのものだと主張。
そして「文化の盗用」という批判は「ヘイターがするものだ」と指摘し、「おれは誰かの曲を褒めたり、さらに一歩進んで一緒に曲を作ろうとなった時に、賞賛する以外の形でサポートをするやり方がわからない」と述べている。
今回Drakeを批判しているWileyや以前批判をしていたSean Paulにせよ、Drakeと一緒に制作は行っていないアーティストで、ダンスホールシーンだとPopcaanや、UKだとSkeptaなどDrakeとコラボを行っているアーティストたちからはそうした声は聞かれてこない。それは一緒に制作をしたアーティストがDrakeのその気持ちを受け取っているからかもしれない。