Drakeが「文化の盗用」という批判に対して応答する

しばしば音楽シーンにおいても他の文化圏から生まれたジャンルなどを、白人などが拝借して使用する、いわゆる「文化の盗用」が問題になっている。最近ではAriana Grandeが「七輪」という漢字をタトゥーにしただけで、批判されるなど時に過剰になりすぎるきらいもある、この話題。ダンスホールのアーティストなどから文化の盗用を指摘されることも多いDrakeが、BBCの1Xtraの番組に出演して、文化の盗用について語っている。

UKでもDrakeの名前は賞賛と同時に、批判されることも多く最近でもベテラングライムMCのWileyがDrakeを批判している。これに対しDrakeは「『あいつは文化の盗用をやっている』」と言われることもある。ただおれはこの言葉がどういう意味合いなのかわからないんだ。みんなは何かを認めたり、支持したりしないの?」と自身の行動は、純粋にその音楽が好きだからこそのものだと主張。

そして「文化の盗用」という批判は「ヘイターがするものだ」と指摘し、「おれは誰かの曲を褒めたり、さらに一歩進んで一緒に曲を作ろうとなった時に、賞賛する以外の形でサポートをするやり方がわからない」と述べている。

今回Drakeを批判しているWileyや以前批判をしていたSean Paulにせよ、Drakeと一緒に制作は行っていないアーティストで、ダンスホールシーンだとPopcaanや、UKだとSkeptaなどDrakeとコラボを行っているアーティストたちからはそうした声は聞かれてこない。それは一緒に制作をしたアーティストがDrakeのその気持ちを受け取っているからかもしれない。

RELATED

BAPE®がDrake率いるOVOとカプセルコレクション第2弾をリリース|モデルにはFUTUREを起用

BAPE®がカナダ・トロント出身のラッパーDRAKEが手掛けるクリエイティブ集団「October’s very own」と再度タッグを組み、第2弾となるカプセルコレクションを発表。 2021 AWコレクションでは、秋のシーズンからインスピレーションを得た両ブランドのシグネチャーアイテ...

Drakeが製作総指揮、Zendayaが主演するドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』がU-NEXTで配信

HBOが気鋭スタジオA24とタッグを組み、Drakeが製作総指揮をとったドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』が、本日6/30(水)からU-NEXTで独占配信開始となった。

DrakeがSpotify史上初めて合計500億回再生を突破

アルバムやシングルを発表する度に大きな話題を呼び、これまでにもチャートで歴史的な記録を数多く樹立してきたDrake。そんな彼が、また新たに驚くべき記録を打ち立てたようだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。