Kendrick LamarとSnoop Doggがそれぞれ故Nipsey Hussleとの思い出を語る
4月1日、銃撃によって命を落としたことが報じられたNipsey Hussle。多くのアーティストが彼に対する追悼を行なっている中、生前の彼と親交のあったKendrick Lamarが追悼のメッセージを公開している。
Complexにて公開されているメッセージで、Kendrickは「Jay Rockのサポートをしていたとき、Nipseyと挨拶をした。あれは立派だったよ。俺は観客の中に入って、彼の曲を聴いていた。考えてみると、彼は俺がなりたかったタイプの才能があった。彼のカリスマと言葉は力強くて、でも人として誠実だった。夢中になったよ」と彼の音楽と人柄を絶賛し、「俺は、彼の周りに意志を持った若い黒人の男が集まるのを見た。彼らは偉大になることを決意していたんだ。知識という偉大さ、富という偉大さ、そして自分自身の偉大さ。(中略)Nipseyはその全てを持っていた。時間が気づかせてくれたよ。でも最も重要なのは、彼が神に与えられた器だったということだ。今、俺は彼と彼の家族のことを想って胸が痛んでる」として追悼を行なった。
Kendrickの他にも、Snoop DoggがNipsey Hussleの追悼式に登壇し、スピーチを行なっている。Snoopは彼の音楽を初めて聴いたときのことについて「俺は車のバックシートで、彼のCDを下敷きにしてブランツを巻いていた。その時一緒にいた仲間が彼のことを知っていて、CDを開いて流してみたんだ。俺は“ヤバいな、これはハードだ”って感じだった」と、いかにも彼らしいエピソードを披露し会場の笑いを誘っている。続けて「彼は偉大な男で、リーダーで、父親で、先生で、友達だった」と語り、「NipseyとLauren Londonを見ると、いつも俺と妻のことを思い出した。黒人の素晴らしさだ」として生前の彼と恋人のLauren Londonの関係を讃えている。
多くのラッパーたちの記憶に偉大な人物として残り続けるNipsey Hussle。彼も天国でこれらのメッセージを喜んでいることだろう。