Kodak BlackがGucciのブラックフェイスセーターへの批判に対し「あれは差別じゃない」と反論

言わずと知れたラグジュアリーブランドのGucciが発売した黒のセーターが問題となっている。セーターは鼻の下まで覆うマスクがついており、口の部分に穴があき周りを赤いラインが縁取るデザインとなっている。これが古くから黒人を差別する表現として用いられてきた「ブラックフェイス」と酷似している、として批判の対象となった。

ラッパーにもファンの多いGucciだけあって、このブラックフェイスセーターにはT.I.やSoulja Boyなどのラッパーが抗議活動を開始した。しかし今回、Kodak BlackがGucciを批判する人々に対し反論している。

Kodak BlackはInstagramライブにて、「俺が買ったGucciの服を見ろよ。俺はこれを着てる。俺は黒人だろ?そして、俺は骨の髄までサグだろ?でも、時々黒人は何の理由もなく文句をつけるんだ。ただ文句をつける」と、自身は黒人だが何も気にしていないことを強調。そして「あいつらは何もしてない。差別的なことなんて言ってないだろ。あいつらはスキーマスクを作っただけだ。世界中にある他のスキーマスクと同じだ。奴らはレイシストじゃない。あいつらを批判するなら、KKK相手にやれよ」と、Gucciに差別の意図は無いとして擁護した。

確かに、問題のセーターは必ずしもあからさまにブラックフェイスを連想させる程に酷似している訳ではない。しかし昨年にもPradaの猿のキャラクターが「ブラックフェイスに似ている」と批判されるという今回と類似したケースが発生しているため、やや迂闊な判断だったとも言えるだろう。モデルを務めているのが白人であることも、より問題のある表現に見えるよう火に油を注いでいるように受け止められる。

Kodak Blackが気にしなかったとしても、この件によって感情を害した人間は多く存在している。アメリカにおいてポリティカリーコレクトネスの意識が改善されてきた昨今だからこそ、表現やデザインには慎重にならざるを得ないのが現状だろう。

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