Kenny BeatsがマリファナをきっかけにTDEと交流を持ったエピソードを語る

ScHoolboy QやAb-Soulなどの楽曲で知られているプロデューサーのKenny BeatsがTDEの面々と繋がった経緯をポッドキャスト「A Waste of Time」で語っている。

ことの始まりはプロデューサーのRahkと会ったことだったという。「Rahkと会ったとき、ScHoolboy Qがライブとサイン会をスニーカーショップでやってたんだ。それで、『Rahk、誰か知ってる人はいないか?彼らが必要なものを何でも持ってくるぜ』って聞いたら、『あいつらウィードが欲しいみたいだ。持ってこいよ』って言われた。そこに行ったらQが居て、キッズにサインをしてた。誰かが来て、俺を楽屋に連れて行ってくれたんだけど、そこでAb-Soulがチルしててさ。俺はマジでAbのファンだったんだ。リリックを全部覚えてるし、どの曲を誰がプロデュースしたのかも全部知ってた。それで、俺は彼にウィードを渡したんだよ。金なんていらなかった。彼は一番クールだからな。一緒にスモークして話してる内にあいつが『お前、マジで俺を細かく見ててくれてるんだな』って言ってくれた。そして、スニーカーショップを出るときに『ビートが2つ携帯の中にあってさ、ヘッドホンを持ってるんだけど。悪くないと思うから、聴いてくれないか?』って言ったんだ。Abは『もちろん』と言って聴いてくれた。その内の1つがScHoolboy Qの“Party”になって、もう一つがAb-Soul、Q、Mac Millerの“Hunnid Stax”になったんだ」

Rahkと知り合いになって、大麻をAb-Soulに届けたことがKenny BeatsとTDEの出会いのきっかけになったということだ。もちろんKenny Beatsのビートが高クオリティなものだったということもあるだろうが、何よりも大麻を持ってこられたこと、そして彼の熱心さにAb-Soulもほだされたのだろう。チャンスはどこに転がっているか分からないものである。

Kenny Beatsが出演するポッドキャストはこちらから聴くことが出来る。

RELATED

Kenny Beatsがパンデミックや父親の病気をきっかけに制作したアルバム『LOUIE』をリリース | ThundercatやDijon、JPEGMAFIAなども参加

人気ビートメイカーのKenny Beatsがソロアルバム『LOUIE』を、本日8/31(水)にリリースした。

VegynのレーベルPLZ Make It RuinsからArca、Blood Orange、Kenny Beats、100 gecsなどが参加したチャリティーコンピがアナログでリリース

Frank Oceanとのコラボや昨年リリースのアルバム『Only Diamonds Cut Diamonds』などで注目を集めるUKのプロデューサーVegynが運営するレーベルPLZ Make It Ruinsから、人気アーティストによる40に及ぶループを収録したチャリティーコンピレーションアルバム『Locked Grooves』が12月4日にアナログリリースされる。

Denzel Curry & Kenny Beatsのコラボアルバム『UNLOCKED』のショートフィルム|リークされたアルバムを取り戻しにPCの中を大冒険

先週金曜日にリリースされたDenzel CurryとKenny Beatsによるコラボアルバム『UNLOCKED』。同作の楽曲を題材としたショートフィルムが公開されている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。