【インタビュー】Gottz 『SOUTHPARK』| KANDYTOWNらしさは意識していない
KANDYTOWNのメンバーであるGottzが10月にソロアルバム『SOUTHPARK』をリリースした。本作はGottzがもともと慣れ親しんでいたというトラップで曲を作りたいと思ったのがきっかけで動き出した。
出来上がった作品にはビートメイカーはKANDYTOWNの盟友Neetzもスパイスを効かせているものの、メインとなるのはKMやLIL'Yukichiなどによるヘヴィーでバンギンなトラップビートとなっていて、これまでのKANDYTOWNの諸作品から感じられるイメージを清々しく裏切ってくれるものとなった。
この意欲作の制作過程についてGottz本人に話を聞いた。
取材・構成 : 和田哲郎
- 先行シングル含めてジャケットやサウンドも、自分が勝手に抱いていたいわゆるKANDYTOWN的なイメージを清々しくうらぎっていますよね。
Gottz - 本当にずっとトラップビーツみたいなのをやりたいと思っていて、中途半端なものにはしたくなかったんですよね。結局そういうビートだけにはならなかったんですけど、色は出せたかなって。トラップでやりたいと思ったのがきっかけですね。
- KANDYTOWNとしての別のインタビューで「2008年ぐらいからLil WayneとかT.I.を聴いてた」と発言していますよね。元々サウスの方が馴染み深かったんですか?
Gottz - 馴染み深かったのはそこですね。もちろんJay-Zとか50(Cent)も聴いてたんですけど、最初から聴いていたのはサウスですね。音がわかりやすくてバカっぽくて好きで、日本でもそういう音でやってる人の方が好きですね(笑)だから客演やビートメイカーもサウスのノリがわかっている人を揃えて。普段そういうのをやってない人に作ってもらうのも違うんで、普段からやってるKMさんとかLil'Yukichiさんとかにお願いしました。
- 曲として一番最初に出来たのはどれだったんですか?
Gottz - それは“+81”かな、MUDのヴァースが入ったのはちょっと後だったんですけど、フックと自分のヴァースは最初に出来たっすね。色々その前にも作ってたんですけど。アルバムを作るにあたってこの曲は指針というか、一つの方向性に導いてくれたかなって。
- 「KANDYTOWNらしさ」みたいなのって考えたりしますか?
Gottz - 全く考えてないし、「KANDYTOWNっぽくないことをしよう」とも思ってないです、正直。自分がやりたいことをやっただけなんで、無理にKANDYTOWNっぽさを引き離した訳でもないし。だからあんまりそこは意識してないですね。元々KANDYTOWNっぽくないものが出来るとは分かってたんで、KANDYTOWNのみんなもそう思ってただろうし。
- じゃあ本当に自分の中で自然にやりたいことをまとめて上げていったらこれが出来たと。
Gottz - そんな感じです。もっとやりたいことは色々あるんですけど、今はこれが俺のやりたかったことですね。
- “Makka Na Mekkara”はズットズレテルズの曲からタイトルを持ってきてるじゃないですか。ズットズレテルズはGottzさん的にはどういう存在なんですか?
Gottz - うーん...変態っすよね(笑)あれをやってるのが凄いじゃないですか、年齢もそうだし。
- ズットズレテルズの原曲も相当サイケデリックですよね。
Gottz - あれマジぶっ飛んでるんだよな…。リリックの半分くらいは本当にフリースタイルなんですよ。タイトルとリリックちょっとだけ書いて、ブース入ってみたいな。だから嘘がないというか適当というか、音がバーンって鳴ったときに、ビートがすごいヤバいなと思って。二回目くらいに聴いて「真っ赤な真っ赤な目っからでいいじゃん」っていうところから始まったんで、考えて出てきたわけじゃないんですよね。でもなんか、「いいじゃん」って。サンプリングというか、関係性もちゃんとあるし面白いかな、みんな喜ぶかなって(笑)これを分からない人間もいるじゃないですか、あの曲もめちゃめちゃ有名な曲じゃないし。でも俺なりのサンプリングで、我ながら面白いアイデアだなって思います。深く考えてないのが一番のポイントかもしれないですね。だから無理して2ヴァース目も書かないし、潔いかなって。
- “+81”も“Makka Na Mekkara”も、ドラムの音が凄い大きいですよね。やっぱりそういうサウンドが好きなんですか。
Gottz - クラブで聴いて「うわ、キター!」みたいな感じになって欲しいし、デカい音で聴いて欲しいんですよ。「ボーン」って音が分かるじゃないですか。“+81”も“Makka Na Mekkara”もフックが簡単なんで、サウンドとして、鳴りとして、意味は後からでいいよっていうところを俺は凄い気にしたい。USの曲って出音が違うじゃないですか。「バカなんじゃないか?」っていうぐらいの。Travis Scottとかそういうレベルのやつでさえ、バカみたいなバランスでそういうの良いなって思って。だから中目黒のスタジオで(エンジニアの)RYUSEIさんにミックスとかも全部やってもらったんですけど、そういうのも伝えて「ドーン」っていけるようにしてくださいって。
- じゃあもうその出来には凄い満足?
Gottz - 結構気に入ってるっす、マジで。二人で妥協なしでやって、結構良いものが出来たんじゃないかって。
- フロリダのラッパーの曲聴くともう割れてるんじゃないかって感じですよね。
Gottz - そうですよね、febbのビート("Summertime Freestyle")とかもまさにそうで。大変でした、パラデータがないからそれだけ2ミックスでやって。
- febbは天才的な、アメリカと自然に通じちゃってる感じがありますよね。
Gottz - そうっすね、あいつはやばいんですよね、バイブスも。だから本当にビートメイカーに関しては向こうのUSのものを聴いてて、そういうのを意識してる人としかやってない。普段トラップとか作ってない人に作らせると綺麗になっちゃうじゃないですか。でもそれこそLil'諭吉さんとかはもうグルーブ勝負、男の1ループみたいなビートでやらせてくれるんで、気持ちいいですね。
- じゃあレコーディングもスムーズに進みましたか?
Gottz - そうですね、5回やり直す曲とかあんまり無いかなってぐらいですね。「次行こう、次行こう」って感じなんで。
- 制作期間的にはどれくらいですか?
Gottz - 5ヶ月ぐらいですかね。曲を作ってた期間は結構長くなっちゃって。
- それはビート集めとか?
Gottz -ビート集め大変だったっすね。気の合う人と仕事するのは結構難しいんだなって。
- でもちゃんとKMやLil'Yukichiといったプロデューサーにたどり着いたというのはいいですよね。
Gottz - 俺は昼にリハスタみたいなところでリリック書いてるんですよ。何故かと言うとヘッドホンでもなくて、やっぱデカい部屋で爆音で流せるところが良くて。自分で立ちながら、フロウしながらリリック書きたいんですよ、大体車の中かスタジオだとマイクもあるんで、その場でラップ合わせられるし。それやってるときぐらいにLil Babyか誰かの曲を聴いてたんですよね。それでLil'諭吉さんに「こういうビート無いすか?」みたいに言ったら、既読ついて「うわシカトされたわ...」とか思ってたら30分後ぐらいにポンってビートが送られてきて。「うわ、来た...」みたいな、しかもそれも超ヤバいみたいな感じで。あの人はノリがZaytovenとかそういう感じなんで、めっちゃいいなって思って。シカトされたと思ったら作ってて、で「どうすか?」「ヤバいっすね」「あざっす」みたいな(笑)レスポンスの速さも俺のやる気を掻き立ててくれたし、そういう人は仕事してて気持ちいいですよね。
- レスポンスの速さで言うと、なんかのインタビューでMUDさんがKANDYTOWNの中でも特に曲を書くのが速いっていうのを聞いたことがあるんですけど。
Gottz - MUDは速いっすね。“The Lights”とかも本当に2、30分でフック書いてくれて。本当は他のレコーディングだったんですけど早めに終わって、時間余ったんで「この曲どう?」ってビート聴かせて『めっちゃいいじゃん」って言ってくれて。「ちょっとフック考えてくんない?」って言ったら、そしたら本当にパパッとやってくれて。凄いっすね。俺も結構書ける方ですけど、MUDは特に速い。
- MUDさんはどういうラッパーだと思いますか?
Gottz - いやー、ラップしか出来ないんですけどね。俺が思うに、色んな人も含めてラップの格好良さだけだったらナンバーワンじゃないですか?盟友っすね(笑)でも本当に良い人間だし、俺だったらもっと調子乗るけどなー、あんなにラップカッコよかったら。でも凄いっすよね、Kojoeさんに客演呼ばれたり、仙人掌さんとか。プロップスあるし、カッコいいなって思うっすね。
- フィーチャリングの話だと、Ryugo IshidaとかYo-Sea、でも一番びっくりしたのはHideyoshiくんで。それは彼のロックスター的なバイブスに惹かれた感じですか?
Gottz - そうっすね、それが凄い好きで。あいつが出してたEPも良かったし。なんか退廃的な、エモーショナルで、でも凄いまっすぐだし。言ってることが気持ちいいし、「ロックだな」とか思って。ビート投げて「これどう?」みたいに言って、「やってみます」ってなってから2、3日でやってくれて。あいつは若いしアグレッシブだし貪欲だし、そういうスタイルとかスタンスがすげー良くて。しかも返ってきた曲もめちゃくちゃ良かったので、素晴らしいっすね。みんな褒めてますね、おれ(笑)でも本当客演で入ってくれた奴はみんな俺が思ってた以上の仕事をしてくれたというか。それも含めて俺のディレクションがやっぱり完璧なのかって、結局自分の手柄にしがちなんですけど(笑)
- でも確かにみんなトラックと相性が良いというか。Ryugoくんもバッチリな感じですし。
Gottz - そうっすね。Ryugoの場合は結構何曲か送って、その中にNeetzのビートもあって。で、「これがいいっす」みたいに言われて、それが結構意外で。もっとRyugoっぽいやつも出してたんですよ。でも「これでやりたいっす」みたいに言われたので「じゃあやってみようって」。だから俺もそのビートでRyugoとやるとは思ってなかったです。
- Ryugoくんにオファーしたのはどういう?
Gotttz - いや、元々結構好きで。『EverydayIsFlyday』とかから聴いてたし、“YRB”超ハマってたし。なんだったらミュージックビデオが40回50回くらいの再生回数の時から見てたんで。Amebreakか何かで上がってて、あんまり普段日本人のラッパーのMVは見なかったんですけど。ただあれサムネが背景合成でぶっ飛んでて、「これちょっとヤバそうだな」ってなってクリックしたんですよ。NENEが昔から知り合いなんで、俺がRyugoヤバいなとか思ったときはまだゆるふわギャングは始まる前で、そしたらNENEと一緒にやることになってて。それからイベントとかで会って何回か会っても凄い良い奴だし、礼儀正しいしと思ってて。で、今回アルバムを自分で作るから客演お願いしたいなって思ってて、それをNENEから伝えてもらった感じです。
- “YRB”のミュージックビデオと『Southpark』のジャケって共通点がありますよね。アメリカのミックステープとか訳わからないじゃないですか。ああいう感じが好きなんですか?
Gottz - 好きっすね。でもなんか、USのはアメ車とかじゃないですか。「Bitch」とか。IO君は何を連想したのか分からないですけど。桜だけは俺が入れさせて欲しいって言ったんですよ。
- OKAMOTO’Sのレイジくんのジャケット(“Makka Na Mekkara”)もヤバいですよね。あれも別に「こういう風にしてほしい」とは言ってないんですか?
Gottz - 言ってなくて。あれは元々ビデオ出す予定で、じゃあビデオ出す日にシングルも出しちゃおうってなって、それをIO君に言ってたんですよ。で、IO君が多分レイジ君に話してて、“Makka Na Mekkara”はズットズレテルズの曲だしレイジ君がやるのは全然良いと思ってたんですけど、俺は全然レイジ君があれを作ったとも知らなくて。で、送られてきて「どう思う?」って言われて、「いや別にどうとかいうレベルじゃない」って(笑)最初バグってるのかと思いましたもん。でも「これレイジ君が作ったんすか?」ってIO君に聞いたら「そうだよ」って言われて「ああ間違いないな、ぽいな」って。面白いですよね。「ギャグが2割くらい、8割はトレンドを意識してる」って言われましたけどね。
- でもあれをOKにしたのはGottzさんの人柄というか。
Gottz - 今までのKANDYTOWNだったら絶対だめですよね。「全然いいっすよ」って感じでしたけどね。だってめっちゃ目立つじゃないですか。海外の人とかめっちゃ好きっぽくて、超コメント来るんですよ。
- GottzさんはKANDYの中ではどういうキャラクターなんですか?
Gottz - 俺っすか?どっちかって言うとうるさいグループですね。騒いでる。喋る方だし乾杯の音頭とかさせられますね。みんなカッコつけなんで(笑)良いことだと思いますが。KEIJUとかふざけてるんだけど人前では見せないからズルいっすよね。裏とかだとめっちゃはしゃいでるじゃないですか(笑)
- アルバムの中で最後に入ってる“Neon Step”がちょっと異色の曲というか。ダンスミュージックぽいし、凄くキラキラした曲になってて。この曲を凄い好きなんですけど、どういう経緯でこういう曲を入れようと思ったんですか?
Gottz - ScHoolBoy QとかもそうだけどUSのアルバムってダブステップみたいなのが入ってたりするじゃないですか、飛び道具的に。たまたまアルバム作ってる最後の期間ぐらいでNeetzに「なんかビート無いの?」って言ったらあれが送られてきて、「ちょっと頭おかしいのかな?」って正直思ったんですけど(笑)でもYo-Sea入れてみたらヤバそうだって思って。自分一人だったらこの曲絶対出来なかった。Yo-Seaに送ってみたら速攻レス返ってきて「これめっちゃ良いっすね」みたいに言ってくれて、スタジオ一緒に入って本当にすぐのタイミングでパッて出来て。これで終わると凄い明るいしいいかなって。ここまで振り切っちゃうのもやってみようかなって、TwitterとかYouTubeに張り付いてる童貞のガキには分かんねえ曲を作ってみたくて(笑)そういう奴にも大人なっていうか、ちょっとキラキラしたのをやっちゃうよって。まさしく女の子の曲っていうか、そういうのいいじゃないですか。俺好きなんで。 “Neon Step”はちょっと西麻布みたいな(笑)渋谷じゃない。そういうテンションかなって。「渋谷じゃないな、イビザだな」みたいな(笑)でもすげえ評判良くて。
- あとNeetzさんはやっぱり凄い、なんでも出来るんだなって。
Gottz - なんでも出来るっすね本当。Neetzがアルバムの締めで良い色の付け方をしてくれてますよね。
- KANDYTOWNのメンバーがこれまでにソロで出してきた作品の中でも一番メンバーが参加してないアルバムですよね。特に相談もせずに一人で作っていた感じですか?
Gottz - 結果そうなりましたね。あんまりそこは意識してなかったんですけど。MUDとか、IO君は元々ビジュアルとかに携わってくれてたのでちょいちょい「こういうの出来てます」みたいなのを送ってたんですけど、後は殆ど...。全部出来たぐらいにKANDYのみんなに聴かせましたね。KEIJUとかMIKIとかには色々聴かせたりして、「ここもうちょっとこうしたほうが良いよ」みたいなことを言ってくれて、ありがたかったですけど。むしろエンジニアのRYUSEIさんと二人で「ここもうちょっとこうしたらどうすか」みたいなのを詰めながらやってましたね。
- 制作中によく聴いていたアーティストはいますか?
Gottz - それこそA$AP Rockyの『Testing』だったり、Kanye(West)やTravis(
Scott)とかも最後の方に出たり、たくさん作品が出ていて。「こういう風にやりてえとか思ったら無理だから、もうこれは違う風に聴いとこ」みたいな(笑)YGも出て、あとめっちゃ聴いてたのはYoung Thugの『Slime Language』とかですね。だからその辺はサウンド的に近いっちゃ近いんでいいんですけど、Pusha Tの曲にはめっちゃ引っ張られそうになりましたね。「カッコいいな」と思って。制作期間は変わらず新譜聴いてた感じですね。
- 基本的にずっと新譜を聴いてるんですか?
Gottz - 95%ぐらいは。後は、最近ユーミンがApple MusicとSpotifyに出たのでユーミン聴いてるっすね(笑)この間めっちゃ晴れた日にみんなでロングドライブしてたんですけど、その時ずっと2時間くらいユーミン縛りで。でも別に苦しくないし色んな曲あるし、「ああこれだ次」みたいな。ユーミン良いっすよね。
- リリックとかを自分で作る時に影響受けるとかそういうことではなく?
Gottz - あの人って作詞もしてるんでしたっけ?言い回し結構面白いですよね。でも「骨まで溶けるようなテキーラみたいなキスをして」とかはめっちゃ言い回しが面白いっすね。
- 確かに、相当遊んでないと生まれない歌詞。
Gottz - カッコいいじゃないですか、サウンドが。ユーミンは聴いてるっすね(笑)ヤマタツとユーミン。サザンが早く入って欲しいっすよね。入んないすよ、Apple Musicに。後はYo-Sea聴いてました。Yo-Seaと3Houseの“Dejavu”。あれめっちゃ好きなんですよね。
- ラッパーとして影響を受けてる人はいるんですか?
Gottz - 最近だとやっぱりしっかりラップする奴が好きだなって思って。Travisみたいなタイプはカッコいいしクオリティ高いですけど、やっぱMeek Mill、A$AP Ferg、 Nipsey Hustleとかかな。
- 今作である程度自分の方向性が見えた感じだと思うんですけど、次どういう動きをしたいというのはありますか?
Gottz - もうビートを結構くれた人がいるんで、割と動き出してる感じですね。その形がアルバムになるのかミックステープになるのかEPになるのかはまだ分からないですけど。サウンド的には結構変わらないというか、もっと良いものを探してますし、もっと良い曲を作ろうとしてます。昔の感じに戻ったり、KANDYっぽい感じになったりすることは無いと思います。そういうのもやりたいですけど、自分の作品ではやらないと思いますね。
- 引き続き楽しみにしてます。
Info
アーティスト: Gottz (ゴッツ)
タイトル: SOUTHPARK(サウスパーク)
レーベル: P-VINE / KANDYTOWN LIFE
品番: PCD-27039
発売日: 2018年10月17日(水)
税抜販売価格: 2.700円
http://smarturl.it/gottz-southpark
<トラックリスト>
1. +81 feat. MUD
Prod by KM
2. Makka Na Mekkara
Prod by Lil’Yukichi
3. Don't Talk
Prod by Lil’Yukichi
4. Count It Up (PC2)
Prod by Lil’Yukichi
5. Kamuy
Prod by KM
6. Move! feat. Hideyoshi
Prod by KM
7. Summertime Freestyle
Prod by YOUNG MASON
8. Raindrop
Prod by KM
9. The Lights feat. Ryugo Ishida, MUD
Prod by Neetz
10. Neon Step - Gottz, Yo-Sea & Neetz
Prod by Neetz
Guitar : hanna
* all songs mixed by RYUSEI