NFLのパンサーズ買収に名乗りを上げたDiddyを「マリファナを吸ってビールを飲んだみたいだ」とバカにしたレポーターが謝罪
NFLのカロライナパンサーズのオーナーJerry Richardson氏がパンサーズを売りに出してから多くの人が買収に名乗りを上げている。5年で226億円の契約を結んだNBAのステファン・カリーや、今年一年最も稼いだヒップホップアーティストに認定されたDiddyが、パンサーズ買収に手を挙げた。
これに関しては様々な意見があるが、今回サンフランシスコのレポーターがDiddyを「マリファナを吸ってビールを飲んだみたいだ。まともに話せないよ」と形容したことで批判が集中した。
Racism and Stereotyping is exactly why we must continue to make big moves like the one Diddy is trying to make! #Panthers#Diddy#NFLpic.twitter.com/NS2AXhzdEw
— Saint Thomas (@themvpsaint) December 18, 2017
こちらがその動画だ。黒人男性に対するステレオタイプ的なものの見方やレイシズムが顔を出している。またトランプ大統領に例えてこのような意見もある。
Nobody is taking Diddy serious about buying the Panthers but y’all took Trump serious enough to run for President? ??♂️ How being an NFL Owner is more exclusive than being the President of the US?
— D. Rose (@DavidRoseTheBar) December 18, 2017
「誰も真剣にDiddyがパンサーズを買収するなんて思ってないけど、トランプが大統領をやっていることは受け入れているんだ。どうして大統領よりNFLオーナーのポジションの方が閉鎖的なんだ?」
最終的にはこの発言に関して謝罪文を出すという形で収まっている。謝罪文では以下のようにDiddyへ敬意を表した。
「Diddyは音楽産業の成功の長い歴史や、様々なビジネスに何億円も投資をするなど素晴らしい仕事をこなしてきた。彼はコミュニティーを助けるために多額の支援をしていることが評価されているし、ここまで上り詰めたDiddyの成功を尊敬している。私のコメントは、決して彼を過小評価したものでも、起業家としての彼を疑ったものでも、彼の未来を指したものでもない。Diddyは労働倫理を持っているし、頭がいい、献身的であるし、NFLのオーナーになれる存在である。」
Diddyはこれに対しツイッターで「自分の夢がバカだとみられることは何度もある。それでも逃げることだけはしてはいけないんだ。」と答えた。どんなに笑われても全く気に留めないDiddyの対応はさすがであった。
A lot of times people see your dreams as crazy... Don't ever be afraid to dream.
— Diddy (@Diddy) December 19, 2017
どれだけバカにされても自分の信じたことを貫いてきたからこそ、多くのことを成し遂げられたDiddy、彼の純資産は800億円とも言われている。パンサーズの買収額は1000億円ほどと言われており実現可能性はどのくらいなのだろう。