Jake Oneが語るBirdmanとCash Money Recordsのビジネスに関する不可思議な話

スポーツジャーナリストやPodcastホストなど様々なジャンルでパーソナリティを務めるBig Wosの新しいPodcast、Wos Speaksの最新エピソードにプロデューサーのJake Oneが登場した。

Drake、50Cent、 De La Soul、MF DOOM、Future、Freewayなどにビートを提供してきたJakeが、Birdmanが創設したCash Money Recordsのビジネスに関する興味深い話を披露した。

インタビューでJakeは、Birdmanのキャリア初期に、彼のためにビートを作っていた時の思い出を語っている。彼は、他の何人かのプロデューサーたちと違って、実際に給料を支払われたのだという。注目すべきは、その支払いの方法だ。Baby(『Birdman』以前の活動名義)はJakeに一枚の手書きの小切手を渡したのだとという。

「プロデューサーたちに手書きの小切手を渡してたってことは、彼がほとんど支払いをしていなかったに違いないってことだよね。驚いたよ。うーん、これは良くないサインだぞって。」

Wowは「Cash Money Recordsはオフィシャルな書類を持っていなかったの?」と信じられない様子。1991年からレーベルが始まり、1998年以降はグローバルなパートナーシップも持っている企業が、支払いのシステムも持っていないことなど驚愕であると。

「"手書き"で書かれていたことを覚えてるんだよ。彼らがどれだけ多くのレコードをリリースし、どれだけを売ってきたかを考えてみてって感じだよね。」Jakeは続けた。

しかしこのようなおかしな状況の話はしつつも、WowもJakeも揃ってBirdmanには賛辞を送っている。

「彼はラップの歴史の中で最高のA&Rかもしれないね。彼が作ってきたレガシーについては異論の余地がないよね。」とJakeは話す。「サウスシーンがめちゃくちゃクールだってノースの人たちに思わせたのはCash Moneyが最初だよね。」とWowもコメントしている。

Wow SpeaksのEP 2: Jake Oneは以下から視聴することができる。

RELATED

Birdmanが自分のフェイスタトゥーを消したいと思っている事を明かす

先週金曜日、BirdmanはJuvenileと共に、トークショー番組「The Wendy Williams Show」に出演した。番組の中で新作「Just Another Gangsta」の宣伝をする一方で、Birdmanは自分のフェイスタトゥーを取り除きたい、と思っている事を明かした。

Birdmanが自身の運営するレコーディングスタジオを奪われてしまう危機に

Cash Money Recordsの創設者として知られるラッパーのBirdman。彼の運営するレコーディングスタジオであるHit Factoryスタジオが危機に瀕していることが伝えられている。

ヒップホップ史上最も成功したレーベルの1つCash MoneyとボスのBirdmanにフォーカスしたドキュメンタリー

現在も自身のレーベルであるRich Gangを率い、ヒップホップシーンに大きな影響力をほこるBirdmanと、彼の兄である Ronald "Slim" Williamsが設立したレーベルCash Money Recordsにフォーカスしたドキュメンタリー『Before Anythang: The Story Behind The Cash Money Records Empire』が、2/16にApple Musicで独占公開される。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。