NY・ブロンクスにヒップホップの巨大博物館が2022年に誕生
NYのハーレム地区にヒップホップの殿堂が2018年に誕生することが発表されたが、さらに新たに同市のブロンクス地区にヒップホップの博物館が建設予定であると発表された。
ブロンクス地区の河岸に埋め立ての造成地を作り、『Bronx Point』と名付けられた巨大な建設プロジェクトを計画していると報道した。そこに建設される複合施設のひとつがヒップホップの博物館『Universal Hip-Hop Museum』になるとのこと。
City announces Bronx Point, a waterfront development that will create open space & 600 affordable housing units: https://t.co/zRp1OvqjZm pic.twitter.com/IQ7KuAfVl4
— NYCEDC (@NYCEDC) 2017年9月22日
『Universal Hip-Hop Museum』プロジェクト自体は4年前から始動していた。伝説的なアーティストもプロジェクト立ち上げに携わり、Kurtis Blowが会長を務め、ICE-Tが取締役会の一人である。
『Universal Hip-Hop Museum』のCEOであるRocky Bucanoは「この博物館はヒップホップのホームになる。ヒップホップが生まれたブロンクスにヒップホップが戻ってくる。ヒップホップの全史だ」と語る。
「ヒップホップを存続させるための最も重要なプロジェクトになるだろう」とKurtis Blowは声明を発表。さらに「この文化施設はNYとブロンクスのすばらしい観光地になる。ヒップホップにとって記念するべき日だ」と述べた。
ヒップホップ博物館として、この施設では様々なテクノロジーを使ってヒップホップの魅力を伝えていくようだ。音楽自体はもちろんのこと、歴史的な文化遺物、映像、写真などを展示する予定。研究スペースやライブステージもあり、MicrosoftやGoogleなどとパートナーシップを結び、テクノロジーとエンターテイメントを融合させ、様々な体験ができるようになるとのことである。
ヒップホップの殿堂とヒップホップの博物館が建設されるNY。『Universal Hip-Hop Museum』が含まれるブロンクス地区の新たな巨大複合施設は2022年に完成予定。300億円以上を投じるプロジェクトになると発表されている。