ヒップホップのバイブル、『ラップ・イヤー・ブック』がドキュメンタリーシリーズ化

ヒップホップの歴史を辿り、解説する『ラップ・イヤー・ブック』。全米ではベストセラーとなり、日本でも翻訳刊されたこの本が、ドキュメンタリーシリーズとして、米TVチャンネルのAMCで放送されることが発表された。

このドキュメンタリーシリーズのプロデューサーを務めるのはThe RootsのQuestloveとBlack Thought。「ラップ・イヤー・ブック」を映像化し、ヒップホップの歴史上で重要な瞬間をピックアップし、音楽的な側面だけではなく、ヒップホップを取り囲む社会と文化の背景も掘り下げていくようだ。

AMCによると、全6話を予定しているこのドキュメンタリーシリーズは、各話ひとつの曲に焦点を当て、毎回異なるMCをゲストとして呼ぶようである。

『ラップ・イヤー・ブック』の著者であるShea Serranoは自身のツイッターで「いまだに信じられない」と、今回自身の著書が映像化されることを感動している。

このドキュメンタリーはテレビ、AMCチャンネル内の新番組『AMC Visionaries』内で2018年に全6話放送される予定とのこと。

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